Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「いつも青空/クリフ・リチャード」

昨日は朝早く起きて店に出てこの日のライブ、やじろべ'64のためのパワーポイント作りで四苦八苦。思ったような作業が出来ず苦労。結局ある方にパワポをやめてキーノートを勧められ益々作業が複雑に。一部作業が残ったままのスタート。それでもライブは小松さんや林さんがいらしてくれたので無事盛況の内に終了

「In A Matter Of Moments / Louise Cordet」

一昨日、ある方とラインを使った遠方ミーティングをして面白かった話しを報告、その方から以前送っていただいたCDコンピで最近もよく聴いているルイーズ・コーデットのアルバムを紹介。ルイーズ・コーディット、聞き慣れない名前「ルイーズ・コーディット(1945年生まれ。本名Louise Boisot、1945年2月8日、イギリス生まれ)はイギリスのポップシンガーで、1962年のシングル「I'm Just a Baby」で、ワンヒットワンダーとしてもよく知られています」とウキペディアには載って。neachも全く情報を持っていなかった、最初に聴いた「In A Matter Of Moments」という曲の響きが快くさらにこの曲はイギリスの男性シンガーで有名なマーク・ダイニングもやもカヴァー 1962年前後にヒットしていた曲ということで興味。
その彼女が次に「Everytime」という佳作をカヴァーしていてどうやらイギリスでは当時有名なガール・シンガーとわかりいっぺんで好きな歌手になってしまった次第。イギリスのビートルズデイヴ・クラーク・ファイブはよく聴いていた、このルイーズ・コーデットは初見で好きに。「In A Matter Of Moments」の作者が「タバコ・ロード」のヒットで有名なジョン・D・ラウダーミルクということもわかってますます関心が深まって。

「Love's Been Good To Me / Frank Sinatora」

このところ恒例となっている方とのラインによる現状報告会。お客さんやイベントの方々がお帰りになってから店を閉めて約1時間楽しい語らいの時間。立原さんという方はHPを立ち上げた頃からのお付き合いで年代は違う若い方、よく気が合って長い付き合いになっている大事な方。彼が事前に送ってきてくれたセット・リストをベースに最近はまっている曲を紹介、こちらの現状報告を長々と語り合い。北海道在住となってからなかなかお会いする機会が少なくなった間柄でしたがよく気が合って、話しも弾みあっという間の時間。neachのような偏屈なおじさんのことをよく理解、neachも彼から紹介される新しい曲を聴きながら話し合い。

カントリー系の曲やスティール・ギターの楽曲を教えてもらいながら長い付き合いになったいきさつを辿るように情報を交換。彼のお薦めのバーズの「Absolute Happiness」やロイド・グリーン等を聴きながらneachはシナトラで有名なロッド・マッケンの「Love's Been Good To Me」を久しぶりに聴き直し。

この「情報交換会」と題した毎月の時間は大事な行事に,また来月も楽しみにお待ちして。

「瞳のささやき/クリスタル・ゲイル」

少し毎日の更新を怠って。 20日のサブマスターと 22日の竹田和夫だけはちょっとレポートしておこうと思い早起き。
石井健一くんのユニット、サブマスターですが不定期ながらずっと続いているアゲインの看板ライブになりつつ。健一くんは妹さんと一緒のユニットで早くからライブをやってもらっていた常連さん、ある時期から大瀧さんの楽曲を中心に演奏するユニット。健一くんを中心にドラム、キーボード、それにサックス他という多彩なユニットで段々常連化、特にneachはサックスの中村さんの存在に注目。アゲインを意識してくれたのか、ナイアガラ色を全面に打ち出して工夫のあるサウンドで楽しませてくれるバンドなので広く宣伝。楽しい演奏に加えていろいろコネタを挟んでおり最後の方で演奏したレイ・チャールスのパロディ曲を演奏する際にもコーラスのかけ声「ヘイ!(塀)」 、「ホオ!(宝)」等をカンペで出したりして工夫。
続けて行われた昨日の竹田和夫さんのライブは2回目でしたが一緒に演奏した女性のギターもすばらしく、竹田さんの超絶ギター・ワークも聴けてお得なライブ。オープニング・アクトとして出演した野地さんのユニットも珍しいカヴァー曲。リハで予定されていた新川二郎の「東京の灯よいつまでも」のパロディ曲「東京の灯を消さないで/小池百合子」が時間の関係で省略されたのが残念。竹田さんにはまた来ていただいてめったに聴けないカヴァー曲(クリスタルゲイルの「 瞳のささやき」)等をもう一度演奏してもらいたい。
こんな時期でしたが十分に楽しめるライブを開催でき満足。健一くん、竹田さん、それに野地さん、ありがとうございました。

「もっともあぶない刑事」

昨日はD.I Box(アコギをラインと繋ぐもの)を今週のライブに備えて渋谷まで購入しに、サウンド・ハウスと電話でやりとりしたりでなかなか忙しい一日。
気になっていた三島VS全共闘のドキュメンタリーで興味を持った芥正彦という方の記事を当たっていたらあることに気付き。本名は斉藤正彦という劇作家、演出家、俳優,「芥」という名前はどこからとったのかと思ったところ、小説家の芥川龍之介ではなく職業の俳優(アクター)からではないかとふと思って。本人も誰も指摘していなかったのでここで表明しておきたかった。
あの討論会で小さい子供と一緒に登場し、三島と互角に渡り合った映像はとてもインパクトがありかなりこの人物に興味。

「三島由紀夫に魅せられた人たち」

先日、気になった映像「我が心の大滝詠一」とともに印象に残った「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」というドキュメンタリーの感想。neachは昭和25年の生まれで大学に入学したのは1970年という丁度大学紛争まっただ中の混乱期,特に大学紛争にコミットした立場ではなくいわゆるノンポリ学生として主に雀荘に通っていた。
あの三島と東大全共闘の討論会にもそんなに関心を持っていたわけでは(ない)。時代の風潮として友達や仲間が「学生運動」に参加して逮捕されたり大学構内で「うちゲバ」という闘争を目の当りに見ていたので無関心でも(ない)。当時の大学生が避けては通れない社会現象。
その先鋭の東大全共闘と話題の人気作家、三島由紀夫が東大内で討論をしたということでそれなりの関心を持って眺めていた記憶,どういう討論会だったかは覚えて(ない)。

その後に起こった事件「三島由紀夫が盾の会会員と共に市ヶ谷自衛隊基地に乱入し憲法改正のため自衛隊の決起を呼びかけた後に割腹自殺をした事件(三島事件 1970.11.25)」の方が衝撃的で覚えて。作家として人気も名声も得ていた三島由紀夫の起こした事件は割腹自殺という結末で未だに記憶に残っている社会現象。その三島が単身東大に乗り込んで全共闘の活動家たちと討論を重ねた記録を今回初めて観た、先ず印象に残ったのは「全共闘屈指の理論家」と紹介されていた芥正彦という活動家が小さな赤ん坊を抱えて登場し、三島と渡り合うシーン。演劇人で今も演劇に関わっている人と分かり興味が。確かに三島と対等に渡り合える論客で現在も活躍している演劇人。

その芥を相手に三島は上から目線ではなく対等に発言している点も好感が。書くということの意味や行動することと社会との関わりや天皇の位置づけ等二人の会話もすれ違うことなく、聞いていても話の論点がずれない対話。番組の構成も芥をはじめ関連論者をうまく登場させあまり無駄なシーンがなかったこともよかった。

多分、多くの聴衆も三島に攻撃的ではなく最後は三島を迎え入れていたように。その意味でもいい討論会であったと言ってもよろしいのではないでしょうか。時折挿入される解説者(内田樹くんや平野啓一郎さん)等のコメントも分かりやすく納得できるもので番組の作り手の意図がよくわかるもので観れてよかった

「我が心の大瀧詠一」

このところ時間があると観ている映像は鈴木さんから送っていただいた「我が心の大瀧詠一」と「三島由紀夫vs東大全共闘」というTBSが制作したドキュメンタリー映像。両方とも語るに多い優れた番組「我が心の大瀧詠一」。この番組の見所はNHKの立派なスタジオでレジェンド・ミュージシャンが集まって大瀧さんの名曲を演奏し、関連ゲストが歌を歌い、コメントも紹介するという贅沢な作りであることに先ず驚いて。鈴木茂氏をはじめ村松邦男さん、上原”ゆかり”裕さん、浜口茂外也さん、白井良明さんというアゲインにもいらしたことのあるミュージシャンや錚々たるセッシン・メンバーが一堂に会して揃い、キーボード、ストリングス、バーカッション、コーラスまで入り大瀧サウンドを再現、これまでにないキャスティングの演奏が聴けたということで事件。NHKのスタジオも設備は万全でこんなライブ演奏を観たことがなかったのでちょっと騒いで。キョンキョンと大瀧さんのデュエットや小林旭、マーチン、薬師丸ひろ子等大瀧さんとゆかりのある歌手のヴォーカルも豪華メンバーの演奏で聴けてこれは永久保存版では、と思えるほどの貴重な映像音源。(もう一枚の「三島由紀夫vs東大全共闘」のドキュメンタリーも内田樹くんが解説でちょこちょこ出てきたり)鈴木さんにこの場を借りて再度お礼