Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

檀一雄原作『花筐/大林宣彦監督・予告編」
夜の「耳無しフランケン」のライブが始まる前、一昨日からちょこちょこ観ているDVDの中で最近の大林宣彦監督を追ったドキュメンタリー『青春は戦争の消耗ではない』。最新作で遺作になるかもしれない『花筐』の制作過程と同時進行で進む末期ガンの症状を映画監督らしく実録風に追っていった番組で大林宣彦監督の映画に対する思い入れと執念のようなものを感じさせる番組。親が従軍軍医であったのですがあまり戦争の話しを聴けなかったことや、太平洋戦争当時3歳で軍国少年でだった監督の思い出を映画として伝え残しておこうという強い意志を感じ見応え。特に後世に「残す」「伝える」という行為の重要さを監督のまさに生死を賭けた作品紹介の過程をほんの少し垣間みた気になって興味深かった。ここでも「記録に残す」「若い世代に伝える」ということの重要性を深く感じて。
元来neachはテレビ好き、もう15,6年前から全く観ない人間に。りテレビが観れるようになると四六時中テレビをかけてしまう危険、こういった番組や「戦後ゼロ年〜東京ブラックホール」を観るとNHKの番組作りを評価したくなって。今、最も旬な落語家の春風亭一之輔を追った別の番組も実に興味深いもの、機会を与えていただいた森さんにこの場を借りてお礼。