Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「戦争とファシズム映画祭『ハーツ・アンド・マインズ』石井彰×想田和弘
neachの「一語一絵」はある一つの信条で公開。
まず、その日一番心に響いた出来事、体験を毎日載せてい。
更にそこに載せる話題は基本的に肯定的なコメントで、できるだけ否定的、批判的な内容は載せない、ということをモットー。日々面白いことがあったらそれを報告し、記録。
やっとYouTubeが視聴できるようになってナイツの漫才、興味ある対談、イベントを追体験,お客さんの来ないカフェ空間,営業的には問題、個人的なモチーフとしては絶好のプライベイト・タイム。
今日は大変興味深い映画作りをしている映画監督、想田和弘さんの対談。『戦争とファシズム映画祭』。想田さんの対談相手は放送作家でラジオ・テレビ・ドキュメンタリーの分野で活躍されている石井彰さん。テーマとなった映画は1974年に公開されてアカデミー賞を受賞した問題作『ハーツ・アンド・マインズ』。どうして想田和弘さんという映画監督に興味を持つようになったか。想田さんは「観察映画」という独自の視点でドキュメンタリー映画をとり続けている気鋭の監督で以前よりドキュメンタリー映画という分野に興味を持った頃から意識。neachの邦画ナンバー・ワンは今村昌平監督の『人間蒸発』。
まだ彼の作品はまだ1本も観てい(ない)。一方の石井彰さんという放送作家のことも一切知(らず)。『ハーツ・アンド・マインズ』の感想、分析から始まってその他のドキュメンタリー映画、例えば『ゆきゆきて、進軍』(これはドキュメンタリー映画の極地のような問題作で賛否両論ある原一男監督作品)や学生さんが作った自主制作映画に対する好意的な感想。自主映画に関しての唯一の苦言として音がきちんと取れていない、ということを指摘、さもありなん。
石井さんが言っていたことで印象的だったのはファシズムというのはものが言えなくなること。何故想田さんが打ち合わせなし、ナレーションなし、テロップなし、音楽なし、 という独特のスタイルで製作しているかという製作意図も語られ石井さんのうまいナビゲートでどっちが司会か分からないような進行、それがまさに想田さんが掲げる「観察映画」というコンセプトに合致しているようにも、今度まとめて想田さんの「観察映画」を鑑賞してみようと思い。