Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「潜水艦の台所/古川ロッパ
Neachが毎日日替わりで日記のようなその日の記録をHPに残し、ログを残さないで次の日には消えてしまう「一語一絵」を始めてから既に22年という歳月。そんな記録魔のようなことをやるきっかけになった一つには『古川ロッパ昭和日記』という大部の日記に感化された部分。ロッパさんのことを一般にはエノケンのような喜劇役者だと思っているようですがneachは日本有数の日記作家だと。なにしろ滝大作氏が監修して発刊した記録は膨大な日記として晶文社から全4巻として残っている、その量に先ず驚いて。更に出版されたものはほんの抄録で実際は昭和9年から昭和35年までの記録として大学ノートに108冊分が収録されているのでそんな大量の日記を他に知らなかったので紹介してみたく。更に更に実際に直筆で書いた写真も残っている、これが奇麗に清書されておりその几帳面さにも舌を巻いてしまう。
neachは大学生の頃、大田区の大田図書館でこの大部の著作を目にして以来、借りては返し、また借りるということを繰り返し、拾い読みながらずっと手元に置いて読んだもの。(初版本は高価で買えなかったので図書館を利用)昭和二十二年四月十八日の記述にこういった箇所。<・・品川高台のバートンクレーン氏の家。今日はバートンクレーンと僕・カムカム平川と三人で主婦之友の座談会なのである。・・>早速八幡山大宅壮一文庫へ行ってこの近辺の雑誌「主婦之友」を閲覧、この対談が出てきたので「バートン・クレーン作品集2nd Edition」に収録。そんな思い出がロッパ日記のことを思い出すと甦ってくる瞬間