Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「メイキング オブ『移行期的混乱』/平川克美」

今日、7月8日は店を閉めていつもの箱根麻雀旅行に馳せ参じて。平川克美くんの新刊『路地裏で考える』(筑摩新書)を購入。彼の文章には日常的に接している平川くんと違って表現の巧さや物の感じ方の見事な描写が感じられ感心することしきり、今回のこのエッセイにも文章家、平川克美の魅力と知性の片鱗が感じられとても刺激的。彼の鋭い観察眼を垣間みれて時間を忘れて最後まで読んで。途中、一緒に体験した内藤さんにお世話になった岡山の小旅行の記述もあってもう一度じっくり読んでみようと思って。
平川克美」の魅力をneachとの付き合いの経験から。自分にとっては中学校の頃からの仲間の一人として半世紀以上の付き合いになった間柄、近年、著述家としてつとに有名になり、内田樹くんとともに頼れる論客の一人として多くの人にも知られるようになったことを陰ながら喜んで。彼の魅力は硬軟、使い分けのできるところで、難しい政談から下世話な世評までフォローでき、映画、ボクシング、サブカルチャー等にも造詣が深く、話していて飽きることがないところ。
彼がいると場が明るくなり暴言も憎めない人気者といった性格。その裏で大変な勉強家で人口問題や経済にも明るく立教大学院の特任教授を務めているもう一つの顔を持っている知識人。彼の魅力を突き詰めて語ると「面白がる精神」の持ち主。彼が荏原中延でカフェを開業しているということも「面白さ」を突き詰めた結果だと思って。病気の話題の多い人ですがいつまでも元気で我々、回りの人たちを楽しませて