Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「忙しい人のためのチェーホフ「熊」」

昨日は月一の定休日。毎日が定休日のような様相なのでさしたる感慨や予定もなく淡々と。「普段できないこと」をしようと思い、かつて読んだ小説の中からアントン・チェーホフ(1860-1904)の短編小説を紐解いて。
幾つか読んだ中で印象的だったのは1892年作の「六号室(六号病棟)」。医者出身のチェーホフが実際の精神病棟の患者と触れ合い狂気と正気の境目を鋭く描写した作品でいろいろ考えさせられ。ただなかなかその世界に入っていけなくて昔読んだ頃の読書体験や環境の違いをも痛感