昨日、郵便局へ寄ったついでに隣町珈琲まで足を延ばし平川くんの近況を聞きに。
新しいスペースになるにはいろいろ問題もあって大変な移転作業。neachは今のこぢんまりとしたカフェの佇まいが好きだったので大きく変わる隣町珈琲の今の写真を撮ったり。
店に戻るとその隣町珈琲の常連さんだった元NGKの松川さんが来てくれて一緒にNHKの「アナザー・ストーリーズ」で三島由紀夫の特集をやっていた放送。激動の1970年代に育った我々としては実に衝撃的な事件があの三島由紀夫の自決事件。丁度あの時は大学の文芸部の部室でその事件を知り、かなりの衝撃を受けたことを思い出し。
あの自衛隊に乱入し、割腹自殺を遂げた事件はそれまで体験した事件の中でも特筆すべき出来事だった。
自分にとって衝撃的な事件とは1961年に起こった嶋中事件で深沢七郎の「風流夢譚」が契機になってその小説を出版した中央公論の嶋中社長の家が右翼少年のテロによって家政婦さんが殺害されるという時代。三島事件も一人の天才作家の起こした事件というより1970年代を象徴する事件としてもう一度考えてみたい出来事だと。
