Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Lullaby Of Broadway / Wini Shaw」
唐突ですがコレオグラファーという言葉、知っていますか?Choreographer=振り付け師。ハリー・ウォーレンの流れでバスビー・バークレーという人物が気になってきた。バスビー・バークレー(Busby Berkeley)(1895 - 1976)。アメリカ、ハリウッドのミュージカル映画に革命を起こし伝説の演出家、振り付け師として大変重要な役割を果たした人物。ハリー・ウォーレンが音楽を担当した『四十二番街」や『ゴールド・ディガーズ』といったミュージカルに先駆的な手法で演出し、ミュージカル映画の魔術師として幾何学的な万華鏡のような構図で振り付け、構図、仕掛けを駆使して後のミュージカルに多大の影響を与えた人、ということが分かった。
バスビー・バークレーがハリー・ウォーレンと一緒に写っている写真が昨日紹介したソングブックに載って。丁度昨年、瀬川さんの解説で渋谷でミュージカルの名作を紹介する映画会、できるかぎり参加してその大半を観て、このバークレー・マジックともいうべき演出、振り付けの構図が非常に印象的でハリウッド映画の奥深さと歴史をまざまざと感じて。
寡聞にして興味のなかったミュージカルの魅力、ひいてはハリウッドというショー・ビジネスの凄さを改めて感じた人物、知らなかったことが分かってきてそれが大変魅力的、且つ重要な人物だったりするとすぐにも騒ぎたくなる性格、ハリー・ウォーレンもミュージカルの発展に大きな役割を担っていたということも分かってまだまだ勉強が足りないな、と思った次第。写真は1935年公開の『ゴールド・ディガーズ』でウォーレン作の「ララバイ・オブ・ブロードウェイ」をリハーサルで歌うウィニ・ショウと(女性)一緒に写っているハリー・ウォーレン(ピアノ)とバスビー・バークレー