Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

先日の銀次さんのママス・アンド・パパスの解説にインスパイアされてママ・キャス・エリオットの1972年リリースの『キャス・エリオット』というアルバムを引っ張り出して聴いて。長門芳郎さんの解説で2000年にROCK名盤COLLECTIONのシリーズとして日本初CD化,その際はビーチ・ボーイズのブルース・ジョンストンの名作「ディズニー・ガール」をカヴァーしているということで購入。
今回一通り聴いてみて驚いたことが。先日、MOMENT STRING QUARTETのライブの際、neachのリクエストとして素晴らしい弦アレンジで演奏してくれたボビー・ダーリンの「I'll be There」をしっかりとカヴァーしていたこと。早速YouTubeで当たったところ、ありましたよ、ここに!
このカヴァーをこのアルバムで聴けるとは、嬉しいやら驚くやら。更にランディ・ニューマンが書いてニルソンが歌った「I'll Be Home」や同じランディ・ニューマン作品の「I Think It's Going To Rain Today」、それに大瀧さんも「幸せな結末」に一節入れたバーバラ・ルイスの「Baby I'm Yours」等どれもカヴァーながらその選曲のセンスの良さに改めて見直して。極めつけは最後の曲、トミー・エドワーズ(SP盤を持っている!)のオリジナルでクリフ・リチャードで有名な「It's All In The Game」も素晴らしい歌唱で歌っておりこれは黙っていられなく。他の曲もバックの演奏といい、彼女のヴォーカルといいまさに70年代の香りが漂ってきてストライクのアルバム。キャス・エリオットに関してはデイヴ・メイソンとのデュエット・アルバムも昔よく聴いていたので今回の再発見で益々虜に。若くして亡くなったことが今更ながら残念。