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たぶん、今年一番歩いたかもしれません。昨日は思い立って朝早く起き、朝のラッシュ・アワーで混雑する中、地下鉄で築地駅まで出て「暁橋」「備前橋」「南明橋」「明石橋」というコースを歩いて辿りました。小津安二郎の『長屋紳士録』に出てくる築地周辺の橋や映画のロケ場所を確認するショート・トリップで、「佃大橋」の川縁で犬の散歩をする人を眺め、新富町方面にも歩を向けました。更に三島由紀夫の「橋づくし」の一節が記してある「三吉橋」の碑もチェックして、ついでに昭和通りに出て「味の素ビル」や建設中の「清水建設」のビルを眺め、最後に日本橋、京橋から八丁堀まで巡り「阪本小学校」横の公園で一休みして帰ってきました。歩きっぱなしの3時間半でしたが、店を開ける制約がなければもっといろいろな場所を巡りたい思いでした。発見というほどではないのですが、途中芥川龍之介の生地とか浅野内匠頭邸跡等の碑もあって何だか小説の世界に迷い込んだような錯覚に陥りました。随分迷った末、茅場町の駅から日比谷線で帰ってきたのですが、早起き＆歩き疲れでぐっすり寝込んでしまい、気が付いたら中目黒まで来てしまいました。そこで学芸大学からまた歩いて武蔵小山まで急ぎ何とか開店時間までには滑り込むことができました。足は棒のように疲れていましたが、とても楽しい散策でたまにこういった思いつきでの都内散策もいいなと思いました。今度誰かお誘いしますので是非ご参加ください。