Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

〜秋冬三夜〜というシリーズ副題が付いた『談志ひとり会』の第二夜
1席目は「つるつる」。
本来幇間の一八が芸者のお梅に岡ぼれして約束の時間までに会いに行くところ、ご贔屓の旦那に呼び止められ酒の席の付き合いをしたために寝込んでしまい、最後はお梅の部屋へ行くのに、帯を使って裸で天井の明かり取りから降りて来たところを下の師匠に見付かり、「いったいどうしたんだ」という問いに「へい、井戸替えの夢を見てました」というのがサゲ。家元は旦那の無理な注文のところを取り上げて、頭をつるつるにしろというのにかけ、「半分坊主になって50円もらっておけばよかった」というサゲに。

この噺は文楽ヴァージョンと志ん生ヴァージョンがよく対比されますが、この談志ヴァージョンも独特の解釈で面白い噺