Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

生音の弦楽器に包まれた至福のライブ。MOMENT STRING QUARTETという4人組の弦楽四重奏楽団のライブ。Neachの方からこんな曲をやってください、とリクエスト。例えばスティーヴン・フォスターやレイモンド・スコット、それに服部良一、中村八大、そして我等が師匠の大瀧さんの楽曲。ほとんどを見事なストリング・アレンジで再現、もうリハの時からウルウル。これを至福の瞬間と言わずして何を至福と言ったらよいのでしょう、というくらい自分の店で流れるストリングスの生音に心底シビレ。
アレンジが秀逸、例えばレモンド・スコットの「Moment Musical」や「In An 18th Century Drawing Room」といったクラシックの楽曲を華麗なアレンジで。折しもレイスコのオーソリティ、岡田崇さんもお見えになっていたのでいい加減なことは言えなかったのですが、一応楽曲の解説も影マイクで。
フォスターの曲は「Beautiful Dreamer」を選んでくれ、こちらも感動もの。大瀧さんの楽曲のとりわけ好きなナンバー、「Tシャツに口紅」もたっぷり演奏してくれもう涙もの。
ゲスト・ヴォーカルとして玉城ちはるさんが登場し、「夢で逢えたら」と「胸の振子」。感情移入のうまい歌手だなと思い、今後チェック。
2部は寺澤さんの解説でマックィーンの映画音楽やゴッドファーザーのメドレー等サウンド・トラック中心に演奏、第2ヴァイオリンの木野裕子さんが「お客さんの中に大好きな方が来ています、ねっ、ギンギン!」と言って遊びに来ていた伊藤銀次さんを呼び出しなんと「エリノア・リグビー」と「雨のステラ」をストリングスをバックに歌うというハプニングまで用意。銀次さんの持ち歌、「雨のステラ」をストリングス込みで聴けてこんなに嬉しい出来事は(ない)。最後は「幸せな結末」、Neachのリクエスト「夢で逢いましょう」を豪華に演奏してもらいお開き。
こんな贅沢なライブにアンコールがかからないわけがなく、「ニューシネマパラダイス」まで演奏してくれ幸せの絶頂。
有馬真帆子さん(Vn1)、木野裕子さん(Vn2)、郷田祐美子さん(Vc)、そしてほとんどのアレンジを担当した小弥祐介さん (Va)、マネジメントしてくれた寺澤さん、本当にありがとう。