Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

前日からの風邪を持ち越してしまい気分は最悪。昨夜は全く寝付けず6時前に起きて朝まだきの中、店に出て朝一番の歯医者の予約の準備。気分の優れないまま電車に乗って掛かり付けの医院まで。久し振りで訪れる実家のある町の風景はあまり変わっておらず、少し時間に余裕があったのでいろいろな所を散策。結局かぶせていた詰め物がとれてしまい、麻酔をかけて仮歯を作ることになりたっぷり1時間かかって治療が終わり、来週2回に分けて被せものを作ることに。保険のきかない歯医者なので驚くような見積もりでかなりの散財と。
いろいろなお客さんが入ってきて予想外の賑わい。咳も出てきて辛い応対。結局、夜も仮眠をとることもできず、入れ替わり立ち替わりお客さんが入ってきたので風邪の初期症状が一歩進んで。
そんな中、嬉しかったことは以前購読を申し込んでおいたスタジオジブリの機関誌、『熱風』が送られて。ここに大瀧さんと亀渕さんの対談記事が載っていたのでその部分をコピーして明日平川くんに分けて読んでもらおうと。内容は一言では語れませんが、ここにサブ・タイトルのみ掲げてその濃い内容を推測して。「Until 1963, From 1964」「ロックンロールの栄光と衰退」「R&Bチャートにまつわる不思議」「日本人の琴線に触れるコードとは」「3.11の前と同じようにできるかどうか」「始まったものは必ず終わる」。特に後半、大瀧さんが3.11の件に言及している箇所や「始まったものは必ず終わる」という箴言を出してきているところが興味深かった。また「お月さん今晩は」という藤島恒夫の歌詞で「こんな淋しい田舎の村で」という出だしがあるのですが、それは遠藤実の歌詞が松村又一という先生によって後で変えられたとこいうことで最初は「地図にないよな田舎の村で」という歌詞だったという指摘が面白かった。つまり東北の人は自分の村を淋しいなどとは表現しないという指摘で、あれは都会の人の言葉だと。その他にも興味深いお二人のお話しがあって、13ページでは収まりきらない内容だと思ったので是非この続編を掲載してもらいたいもの。何でも実際の対談は予定の時間を大幅にオーバーして6時間もかかってしまったということなのでそれらも聞いてみたいもの。『熱風』は特定の本屋さんで無料で入手できる、読みたいという方はご自分でコピーをとってもらえばいつでも閲覧。