Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

昨日はマンスリー・ライブとなっているラ・ターボのライブ。
その3ヶ月前の9月のライブの日に実はある事件。丁度そのライブがあった3日にある方がアゲインで鈴木茂さんとミーティングをしてもいいですか、という問い合わせ(結局そのミーティングは流れてしまった)、スワッ、あのはっぴいえんどの茂さんがいよいよアゲイン初登場かと色めき立ち、それでは壁に貼ってあるジャケットを『バンドワゴン』にしようと思い、棚にあったCDからジャケットだけを取り出してコピー屋さんへ行ってカラー・コピーの拡大をしてこようと。運悪くそのジャケットをコピー屋さんへ行く途中でどこかへ落としてしまい、何度も探したのですが、結局出て(こず)。そのジャケットにはかつてロフト・プラス・ワンで行われたイベントの際、茂さんにサインをいただいたもので、やばいものを無くしてしまったと後悔。ラ・ターボの村田くんに伝えたところ、「僕もコピーをとる用事がありますからもう一度見てきてあげます」と言って探しに、結局彼も見つからず、「いいよ、いいよ、諦めるから」と言った会話。その夜、ライブも無事終わって、みんな帰った後、片付けをしていたところ、村田くんから電話があって、「石川さん、あのバンド・ワゴンのジャケットのことがツイッターで評判になっていますよ」と教えてくれ。拾った人がいて、写真まで付けて紹介しているというのでした。早速そのツィートをチェックしたところ、どうやら価値の分かる人でそのジャケットを人目の付かないところにそっと置いておいた、と。もう一度深夜の商店街を探しに行ったのですが、ブツは(なかった)。その明くる日、また村田くんから電話があり、「拾った人がまた戻って保護しているようです」との報告。
ラ・ターボのライブをその日、観に来たお客さんの友達が拾った人のツイッターリツイート、その友達経由で村田くんが更にリツイートして「それを落としたのはアゲインのマスターです」とつぶやいた。それを見て、拾った方がご丁寧に保護してくれ、自分も地元でアゲインのことは知っているのでいつか届けに行きます、と書いてあった。それまでツイッターなんて大嫌いだと公言、このケースだけはツイッターって凄いな、と思いじっとその方が届けに来るのを待ち続け。昨日、忘れていたこのジャケットを拾い主が持ってきてくれやっと手元に戻ってきて物語が完結。バンドをやっている爽やかな好青年で、丁重にお礼を言い、用意していたプレゼントを差し上げたところ、またカフェの時にでも来ますと言って固い握手をして別れた。やっとこの「いい話し」を公開できるようになり併せてツイッターの効用を噛みしめている次第。