Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「In My Mind / Dave Mason」
2005年に発行された文藝別冊の「大瀧詠一」特集の増補新版,早速上のペットサウンズで購入。大瀧さんが「風街ろまん」「大瀧詠一」といった初期のアルバムについて語るスペシャル・インタビューや萩原健太さんが聞き手となっている「ポップス普動説」への言及等興味深い増補が収録、圧巻は「ゴーゴーナイアガラ」の放送全曲目リストでneachも自分のページで放送リストは載せて、詳細な曲目リストは持って(おらず)。子安さん所有のリストを参考に,かなりの資料価値のある本。何と言っても2005年8月19日、山の上ホテルで行われた大瀧詠一内田樹対談が掲載された本なので思い入れも深い。あの対談の場にneachも同席させていただき8時間半も憧れの方のお話しを拝聴できたことは人生最大の事件と言ってもよい出来事。その後、自分の店に大瀧さんがいらして内田くんや平川くんを交えてトーク番組の収録をするという運びになったのですから忘れようにも忘れられない一日。(でも今回も最後のクレジットの部分が8月16日に。)その対談の裏話しや雑誌に載った記事に関して様々な思い出が甦って、
今日は「初期ライナー・ノーツ」の項に転載されたデイヴ・メイソンの『ヘッドキーパー』ネタ。あそこに載った3枚のレコードはneachが編集の足立さんから請われてお貸ししたもの,まさか全部そのまま転載されると思わなかったのでびっくり。更にそのデイヴ・メイソンの解説の中でドラマーのリック・ジェイガーのことを大瀧さんはジム・ゴードンではないかと推論されていて実際にリック・ジェイガーというドラマーは実在していたのでそのことをこの2005年の時点で訂正したかった、1頁を費やして訂正コメントを載せているのが印象的。あの文章は間接的にneachが書かせたものという意味で貴重な投稿。(続く)