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「赤い靴のタンゴ／奈良光枝」
ダブル・ヘッダー。終わってみればそれぞれに沢山お客さんがいらしてくれ大変満足のいく一日。昼の『SP講座』では用意することが多く、いつもより早出をして準備。今回の特集は戦後まもなくの美貌歌手、奈良光枝、neachは丁度この歌手が活動を休止した頃から歌謡曲を聴き出した年齢なのでこの人のことはあまり知(らず)。「青い山脈」の主題歌を藤山一郎とデュエットしている歌手ということくらいしか情報を持って（おらず）いろいろなことが分かって勉強に。昭和15年のデビュー曲から昭和29年までの15曲を選曲、ほとんどの作詞が西條八十、作曲も古賀政男、服部良一、古関裕而と一流所が担当しておりいい曲も沢山。どなたかが終わった後の感想、藤山一郎、霧島昇、近江俊郎らとのデュエット曲が多く、どちらかというと男性シンガーに花を添える役回りが多く、実力がありながらも脇役的存在を甘んじてしまったよう。美人薄命と言われ53才で亡くなって、歌手としてばかりか、映画にも多く出演、昭和28年から連続8回NHKの紅白歌合戦に出場も。
冒頭の映像はお亡くなりになる2年前、51才の声で低音から高音まで幅広い音域で歌っている。一度機会があれば彼女の出演した映画を観てみたいもの。（夜の部で行われた北原さんのバンドのライブ・レポートは明日。）