Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「The Night We Fell In Love / The Oracle
一昨日の銀次さんのイベント以来、カート・ベッチャーが中心メンバーだったミレニウムの『ビギン』ばかり聴いて。あまり何度も聴く機会のなかったこのアルバムを銀次さんの解説を思い浮かべながら聴いているととてもありがたいものに。このアルバムが68年発表ということに改めて驚いて。確かに各曲のクオリティの高さ、アレンジ、多様な楽器の使用、コーラス・ワークの素晴らしさが今の時代でも通用する楽曲。セールス的にはほとんどヒットしないまま、その原因はセールスの不発以外にメンバーの多くが作曲でき、みなクオリティは高いもののやや統一感に欠いたものになっていたからでは。何度も繰り返し聴いてみてそう思い。
琴のサウンドを取り入れたり16チャンネルを駆使した複雑な音作りは凝り過ぎていてなかなか当時受け入れられなかったのかも。この隠れた名盤が長門さんや銀次さんの紹介で一般に受け入れられるようになったことを喜びたい。neachはカート・ベッチャーのプロデュース・ワークとして特筆すべき作品にオラクル「The Night We Fell In Love」(B面の「Don't Say No」もグッド!)も印象的