Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

今日はこの曲

「Ma Ligne de Chance / Anna Karina」
昨日紹介したシャルル・アズナブールの勢いが止ま(らず)。私家版アズナブール・コンピを作ったり、アズナブールの動画をチェックしたり。彼の魅力は何なのでしょう?まるでセリフのようにつぶやく裏できれいなストリングス(ポール・モーリア・オーケストラ)が印象的なメロディを奏で、いわゆるシャンソンの歌唱法、フランス語の響きと旋律がマッチしていて不思議な陶酔感。更に歌詞カード、訳詞をみながら意味をたぐっていくとそこには一遍の映画ストーリーのようなドラマが描かれていて興味が尽きません。昨日紹介した「のらくらもの」「街角の瞳」以外では「帰り来ぬ青春(Hier Encore)」「想い出の瞳(Et Pourtant)」「ボエーム(La Boheme)」などいい曲が沢山あって飽きません。ただ録音時期によって違ったヴァージョンのものもあり、私は1969年に出た「Golden Aznavour Double Deluxe」というアルバムに収録されているヴァージョンが「親」なのでちょっとした違いが気になってしまいました。ということでアズナブールさんの曲を紹介しようと思ったのですが、2日続けては流石にしつこい気がしたのでゴダールの映画『気違いピエロ』の中でアンナ・カリーナが歌った「私の運命線(Ma Ligne de Chance)」をとりあげてみました。当時映画を観た後この曲を口ずさんでいたり、ベルモントが煙草を手で回してくわえる仕草をよく真似したものでした。蛇足ながらフランス映画では『冒険者たち』に出ていたジョアンナ・シムカスも大変印象的でした。