Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「いつもいっしょ/東京ローカル・ホンク」
続報。地元、武蔵小山商店街を歌った「お休みの日」や「お手紙」といったホンクお得意のナンバーが披露されいきなりホンク・ワールド。抑制されたバランスのよいサウンド。特にneachはドラムスの邦雄さんのバチ捌きばかり観て。一番ジーンときたところは弦二さんが原発事故を憂いて家族で福岡に移住する際のエピソード。「やって後悔するよりやらなかった後悔は絶対しない」と言って。この言葉で思い出したのは大瀧さんの「ゴーゴーナイアガラ」52回目の放送で読まれたおはがき。ある常連リスナーの人のお母さんの投稿であえて手紙をしたためた動機の説明,もう一度引用。「何かをしたいと思って実行せずに後悔を残すより、やってみて、たとえ失敗に終っても、その方が私には素晴らしいことだ」この心境が弦二さんの移住する前の心境とぴったり。「お昼休み」という曲を演奏する前にも心に残る言葉。要約すると福岡に移住してそれまで住んでいた武蔵小山周辺が自分の故郷に思えてきたというコメント。地元の情景をうまく歌にした曲が心に残り。そこの日のお客さんがとてもいいオーディエンスだった。ライブではパフォーマーはもとより聞き手の質がいいとバンドも乗せられる、この日はそんな聞く側の質の高さを感じ。ライターの小尾さんや川村さんをはじめ。赤い夕陽のしまちゃん、ペブルスのナナちゃん、オノロン、ザディコの西田さんと言ったミュージシャンも多く、耳の肥えた人たちが挙って感心している様子。あまりにいいライブ、先ずギターの井上さんに「抱きついていい?」って聞いてハグ。勿論弦二さんやアラケンさんにも体で感動を。凄いバンドが武蔵小山に帰ってきてこんなに幸せな時間は(ない)。ホンクのメンバー、PAを担当石塚さん(私のPA師匠)、ペットサウンズの森さん親子、不安定な天候の中、沢山集まって長い時間聴いてくれたお客さん全員に感謝、感謝。