Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「おいのりのうた/東京ローカル・ホンク」
東京ローカル・ホンク。特に思い入れの激しいバンド。更にアゲインの音響装置はこのバンドのPA担当の石塚氏が組んでくれたもの、いわばこのバンドのサウンドに合わせてセットした装置。折からの台風接近、蓋を開けてみると定員に設定した40人丁度の集客、彼らの人気の高さを改めて実感したライブ。
1部は上の大家さん、森さんの司会で各メンバーに予め聞きたい質問事項を用意、各人の嗜好が伺い知れる面白いトーク。例えば「無人島に持っていくならこの1枚」という設問、弦二さん:キース・ジャレットの『バッハ平均律クラヴィア曲集』、アラケンさん:リッキー・リー・ジョーンズ『Pop Pop』、井上さん:『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』そして邦雄さん:ローリング・ストーンズ『エモーショナル・レスキュー』。答えに森さんが絶妙の感想で返すというやりとり。neachも森さんから呼び込まれ、2005年1月15日に旧ペットサウンズ・ビル4階で行われたホンクのライブ映像を紹介。neachの運命を変えたライブと言っても過言ではなく、前座で蓄音機講座を。ジミー・ロジャースや美空ひばりのSP盤に混ざってバートン・クレーンのSPを紹介、複数のお客さんから「あの変なガイジンさんはどういう人ですか?」などと一番反響が大きかったのでCD制作を決意。今のneachの境遇を決めたとも言えるので感慨深いライブ。結果的にはとても興味深いメンバーへのインタビュー。