Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「You've Lost that Lovin' Feelin / Steve Tyrell featuring Bill Medley」
先日の村田さんのライブがいかに素晴らしかったかを店番で参加できなかった森さんにお伝えしようと上の店に、店内の新譜を漁って、私の大好きなスティーヴ・タイレルの新譜、購入。『THAT LOVIN' FEELING』彼が影響を受けた作家や楽曲をジャズ・テイストで歌いまくるという正に今のneachの関心にぴったりの選曲。キャロル・キング作品「Jazzman」、「Up on the Roof」に始まってライチャス・ブラザーズの大ヒット曲「You've That Lovin' Feelin'」をビル・メドレーと一緒に歌うテイクは楽曲の素晴らしさはもとより二人の掛け合いが見事なドラマを演出していてこの曲に新たな息吹を与えているように。その他にもリーバー=ストラー作品の「There Goes My Baby」、スペクター・クラシックの「Be My Baby」といったお馴染みの曲もスティーブのあのダミ声で違った雰囲気。バリー・マン=シンシア・ウェルの「Good Good Lovin'」やニール・セダカのヒット曲「Laughter in the Rain」を本人と一緒に歌ったり、マン=ウェル作品の名曲「Rock and Roll Lullaby」をヒットさせたB.J.トーマスと共に歌ったり、「On Broadway」のバックにバリー・マン本人が歌ったり、贅沢な作り。何よりも選曲のよさとそのオリジナルの楽曲の素晴らしさはスティーブ・タイレルのヴォーカルならずともロックン・ロール・クラシックに相応しい楽曲のオンパレードでこれは騒がずにはいられない1枚。他にもバカラック・ナンバーの「Any Day Now」や「Stand by Me」に加えボーナス・トラックでは「Hound Dog」まで披露するというサービス精神旺盛のアルバム,neachは共同プロディース&アレンジで参加しているボブ・マンという人のセンスが光っているように感じ。