Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

東京市歌/小沢昭一
昨日は郡さん解説のSP講座で特集は山田耕筰。どうしてクラシック篇なのに山田耕筰という日本の音楽家が選ばれるのか、イベントが終わった後、その理由よく理解で。名前や「野ばら」「からたちの花」などの作者ということは知っていてもどういう功績があった音楽家かは関心がなかった、東京音楽学校を出てベルリンに留学し作曲を専攻、日本最初の管弦楽団東京フィルハーモニー管弦楽団を組織し西洋音楽の普及に努めニューヨークのカーネギー・ホールで自作の管弦楽曲を演奏、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団レニングラードフィルハーモニー交響楽団等を指揮するなど国際的にも活動、欧米でも名前を知られた最初の日本人音楽家でもある重要人物。また北原白秋と一緒に数多くの童謡、校歌、社歌等を作り信時潔と並んで黎明期の日本のクラシック普及に貢献。neachは特に詳しくない作曲家には興味を持つタイプ。全体の印象で言うと作品の構成がユニークで唯一無二という点でも天才肌の作曲家。殆どの作品の作詞を担当している北原白秋の存在も目立って。「東京市民歌」の解説の際「以前の東京は35区だったけど、全部言えますか?」という問いが郡さんらしく。応援歌では2代目の高校野球応援歌「全国中等学校優勝野球大会行進歌」を歌った内本実という声楽家がよかったと思い。10月、12月と続けて行われるということで郡さんの力の入れ具合も半端ではない。