Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

俵星玄蕃三波春夫
今週末、12月11日(日)藤田小八さんの「昭和残響伝」の仕込み、忠臣蔵の資料や音源を編集、三波春夫のおはこ「俵星玄蕃(たわらぼしげんば)」をフルバージョンで聞いてぶったまげ。neachは演歌や浪曲が一番縁のない存在に思えて遠ざかって、「長編歌謡浪曲」というものを初めて聴いてこれは知らなかったことを恥じる種類の新しい発見。何にでも「知っている」ものより「知らない」ものの方が吸収しやすい、食わず嫌いで敬遠していたものが、ある時急に関心を呼び起こすことがあると。先ず三波春夫浪曲調の語り歌謡が素晴らしく、つい聞き入って。よくこんなに長いセリフ入りの楽曲を覚えられたな、という単純な驚きと、最近うちでライブをするアーティストの多くが譜面台がないと自分の曲でさえ歌えないことがよくあるのでこの8分にも及ぶ長編歌謡を語りと振り付けを入れて演じるパフォーマンスは見事。丁度ベット・ミドラーのライブ・パフォーマンス(とは別格の感動ですが)にも匹敵する歌いっぷりで、その分野ではきっと「三波春夫」命の方がいらっしゃるのだろうと想像。柳亭市馬師匠の俵星玄蕃,市馬さんの歌の巧さにもびっくり。「俵星玄蕃三波春夫」を検索,最近ご無沙汰している鈴木さんのページ。「きまぐれ・おもしろ歌謡」の解説も非常に参考に。11日の藤田さんのイベントでどういった解説が聞けるのかも楽しみに。