Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

[Japanese pops]

「Orange Paradox / 新津章夫」
昨日のカフェは千客万来。午後の早い時間に来た方に先日行われた三浦光紀さんのイベントのDVDを観てもらいながら解説。ある方がもうすぐ詳しいレポート。neachは一点のみに絞って報告。それはneachも少し拘わったことのある新津章夫くんという天才ギターリスト。三浦さんが六本木のフォノグラムの事務所にいらっしゃる頃、知り合いの音楽ライターを通して新津くんを引き合わせたこと。新津くんとは大学生の頃、一緒にバイトをやっていたクロサワさんという人を通してneachの家に来て, 三浦さんのところからデビューしたのが『I/O』(1978)という不朽の名盤アルバム。全てホームメイド(今で言う宅録)で作られた名盤,
三浦さんが大変喜んでくれ「自分の方から言い出せなかったので、よく言ってくれました」と言って。このアルバムはどういうアルバムかと言うと、いわゆる騙し絵(横尾忠則氏がエッシャーの作品をジャケットに引用している)をコンセプトに「回文ミュージック」やマイク・オールドフィールドのようなサウンドを一人で作り上げた傑作であまり評判には(ならなかったが)何よりも三浦さんが喜んでくれたことが嬉しかった。「Orange Paradox」という作品を竹内さんのレザー・ターンテーブルでかけてもらい、とても感動。