Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

新幹線大爆破
昨日はカフェ日の初日「町山智浩x春日太一、対談」で紹介されたもう一本のパニック映画『新幹線大爆破TSUTAYA,早速鑑賞。
佐藤純弥監督で主演が高倉健で新幹線に爆弾を仕掛けた犯人が身代金を奪う内容、超特急の新幹線(東京から博多行き)が時速80キロを下回ると爆発するという仕掛けで緊迫感のあるストーリーで結構見応え。東映の娯楽大作、町山・春日解説が面白く再度、あの対談を聴いて。
お二人が強調していたキャスティングの冴え,犯人役に高倉健ゴルゴ13)、爆破予告のあったひかり108号の青木運転手に千葉真一七色仮面)、新幹線の運転室長に宇津井健(ザ・ガードマン)、鉄道公安官に竜雷太(太陽に吠えろのゴリさん)、刑事役に青木義朗(特別機動捜査隊)、黒部進ウルトラマン)、それに刑事部長に丹波哲郎(キーハンター)という凄いキャスティング。
更に犯人グループに常に左翼崩れ役の山本圭、空港で張り込む刑事に北大路欣也国鉄総裁に志村喬、ちょい役で志穂美悦子、多岐川裕美、カメオ出演岩城滉一も出ていて確かに東映オールスターそろい踏み。
町山さんが指摘,この映画の下敷きとなっている作品に黒澤監督原案の『暴走機関車』、有名な『天国と地獄』キューブリックの『現金(げんなま)に体を張れ』と同じ構成で天下のクロサワとキューブリックを元ネタにしている凄い映画。neachはこの作品の一番の勝利は時速80キロになったら爆発する新幹線に150人もの乗客が乗っていて止められない筋立てで物語が進行していく緊迫感。ちょっとありえない設定(身代金の受け渡しが長瀞のライン下りや通りがかりの柔道部等)が不自然な箇所も、娯楽作品として話題性のある日本映画。