Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「天使の誘惑/黛ジュン
もう今回で27回目となる「村田の実験室アーカイブ」でしたが今回は特別の思いで終了。この日のリハから気持は上向きになっていてなんかいい予感のする開演前。前半のアーカイブ・ライブは2008年7月20日に行われた森さんの気まぐれ音楽寄席にゲストで村田さんが珍しい曲を披露してくれた回の後半部分で約1時間半の長丁場でしたがこれがとても興味深い選曲とトーク、特に森さんの解説と村田さんのリアクションがいい感じの雰囲気。
黛ジュンの「天使の誘惑」テンプターズ「エメラルドの伝説」、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」他という選曲で楽しめ。特に森さんの解説が面白く園まりの「逢いたくて逢いたくて」の元歌である「手編みの靴下」を紹介、筒井康隆の逸話として園まりが大好きだったので生まれてくる娘に「筒井そのまり」と名付けたかった話し等、面白い話しで村田さんにも大受け。フランク永井の「君恋し」を紹介した際もしっかり二村定一のオリジナル曲も紹介、これは誰でしょうコーナー?では野際陽子の珍しい曲や吉永小百合の歌も紹介してくれ森さんの見識の深さを改めて感じ。
圧巻は森さんの「無人島レコード」の「砂に消えた涙」をオリジナル、カヴァー。後半の村田チルドレンのライブも小ねたを入れて太郎くんがインタビューしてくれたので飽きずに聴くことが。親和力のある「村田イズム」を感じるライブで聞いているうちに何故かウルウル、アンコールが終って2組が終った後に私も呼び込まれ挨拶をする際に感極まってボロボロになってしまいました。でもとてもいいアーカイブとなり終、感謝の気持をこめてみんなに1ドリンク振る舞って。村田さんの面影を背負いながら村田ファンを集めて行っていた「アーカイブ」という会をずっと続けて本当によかったと思える日でいろいろな人にそのことやこういった集まりを行うことの大切さを説いて