Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「真夜中ボーイ/KEEPON」

昨日のカフェは「ヴォーカル・レッスン」と称して金丸さんによる内輪のレッスン。こういった企画を無条件で受け入れる訳はどういう内容か店主が一番知りたいので。他にもバンド・リハやレコーディング等日程さえ空いていれば全て受け入れているのでこれまでにも中野督夫さん、トーベンさん、銀次さん、東郷さん、東京ローカル・ホンク等のレコーディング、リハを無償で受け入れ。
銀次さんの「ウキウキウォッチング」、アゲインでレコーディング。8上のペットサウンズで購入したKEEPONくんの新作「真夜中ボーイ」。高校一年生の作品とは思えないパロディ精神横溢、奇想天外、天衣無縫、荒唐無稽、才能謳歌、実に多彩に仕上がっていて楽しめ。この少年のアルバムを大瀧さんに聴かせたらなんてコメントが返ってくるかに想像が廻って

「舞いよ舞え/玉川奈々福」

先月は所用で終了頃に参加したフリーDJナイト,昨日は最初から出ずっぱり。最初、一昨日のフランス・ギャルの話題から入って各メンバーの音源を紹介。本来のフリーDJナイトのハラエティ溢れるイベント。
鈴木さんによる玉川奈々福さんのヴォーカル紹介に始まって山口さんのホットロッド、安藤さんのラッパー、大石くんの千家作品、歌うDJ吉田くんの岡林&先日のサンソン体験、井上くんの森進一、ボビー・ラッセル他湯浅くんのエンドレス・サマー関連、山本さんのジョアン・ジルベルト等々多岐歳々の音源でちょっと時間が押してしまいましたが楽しい時間

「ギターとバンジョーの鐘/フランス・ギャル」

昨日のカフェは久し振りにいろいろ報告事項の多い出入りのあったカフェ,圧巻は初めて来てくれた女性の方がとても興味深い方で、ブランディン、ナイアガラー繋がりで主にこちらから伝える情報が多く、それらを全て受止めてくれたので調子に乗って長い時間かけて話して。更に20代の方,大瀧さん情報やこのカフェの特徴などを縷々語って。大瀧さんとメールをやり取りするようになったきっかけは「下敷きソング」特集を自分のHPで発信したこと。「Polkadots and Moonbeams」その後のメールのやり取りに繋がっていると話したところ彼女はフランス・ギャルのコアなファンで「ギターとバンジョーと鐘」という曲も似ていると教えて。新しい下敷きソングを教えていただき新発見。
ここでカフェをやっているきっかけとなったバートン・クレーン古川ロッパのCD製作の話しや手巻きの蓄音機を購入したいきさつ等の話しになり蓄音機デモ、ロックンロールの普及にDJとジュークボックスが寄与した話し等を長々と。最後の方でフレッド・アステアの話しが出たのでここぞとばかりミュージカルの話題でバスビー・バークレーお勧め。そんな若い世代の方に思いの丈メッセージが送れて満足のいくカフェ・タイム,彼女は迷惑ではなかったかと少し心配に。本来の伝えるカフェとしては大変いいお客さん

「コロンブス/杉真理」

アーカイブ・カフェ,選んだのは7月4日に行ったモーメント・ストリング・カルテットのライブ。人が来ないかと思っていたところ初めての人も来てくれ一緒に簡単な説明を入れながら鑑賞。
新発見は杉真理さんがアンコール前に歌った新作「コロンブス」が印象的でお客さんが帰ってからその新作アルバム『MUSIC LIFE』ばかり聴いて。
このアルバム、杉さんから直々にマスタリング盤をいただいて、やはり杉真理というアーティストは優れたコンポーザーだという認識を新たに。独特の「杉節」に嵌ってしまうとなかなか抜けられない歌手、松尾清憲さんとともに好きな個性的なソングライター

「Night Lights / Gerry Mulligan」

一昨日の野地さんのライブ、オーダーが半端でなく大変、昨日のミュージック・ムーンというライブも終ってからオーダーが重なりそれに勝るとも劣らないくらい大変。一昨日同様、割り切り方ができていて、粛々と鬼のようなオーダーをこなすことが。
まあ、三浦くんという助っ人。多分、飲食業をやっている方からみれば日常茶飯事で毎回騒ぐことではないと、根が素人なので想定外のオーダーがくると慌ててしまうのかも。何だか繁盛しているカフェのよう、通常のカフェではそんなオーダーが重なったりすることはない。今日は休日アーカイブ・カフェ

「Perry Como Live Concert in Tokyo (1993)」

一昨日の流れでペリー・コモの日本で行ったライブ『ペリー・コモ・イン・ジャパン』を鑑賞。1993年の最後の日本公演から。このNHKホールで行われた80歳のライブでは定番となっているドン・マックリーン作曲でneachも大好きな「And I Love You So」やハリー・ウォーレン作曲の「The Rose Tatto」やそれにレイ・チャールズ・シンガーズとともに日本語で「さくらさくら」を歌ったりこれも一番好きな曲「The Way You Look Tonight」も披露してくれ素晴らしいショーマン・シップ炸裂のパフォーマンス。

併せて1979年の初来日ライブと1982年の「クリスマス・コンサート」も。どれもそのお人柄の出た観客に対する優しさ溢れるライブでとても感心。歌の巧さだけでなくファン・サービスを心得た大スターの貫禄。

「Beats There A Heart So True / Perry Como」

昨日は昼間、録りためたDVDや人からいただいた音源、映像等を整理、いつもお世話になっている鈴木さんが送ってくれた2017年5月7日の野口久和さんのビッグ・バンド。鈴木さんも偶々このライブを体験。5年前に行われた同じバンド、コーラスで感動したライブ音源も再度聴き直し。もう一度振り返ってみたく。
「Beats There A Heart So True / Perry Como」というジャック・ケラーの名曲でこの曲を2012年当時、誰もYouTubeにアップしていなかったのでアップ、たまたま野口さんがご覧になっていて彼のビッグ・バンド+BREEZEのコーラスで演奏してくれたのがその年の9月3日。その日の「一語一絵」を紐解いてみたのですが嬉しさと興奮の様子が伝わってくるような文章で「感極まる」とか「自然と涙がこぼれた」と。更に2017年5月7日の連休最後の日に再演された日の記述も「人目を憚らず泣いた」とか「生きていてよかった」などという上ずった表現が並んで。確かに今、思い出してもあんなに心を揺さぶられた2デイズはなかったと思えるほどの感動を体験したので再度、いや再三に亘って紹介したくなった。
再演の際は岡山の内藤さんも同席してくれこの体験を分け合ったことも今となってはよかった。野口さん、内藤さん、そして鈴木さんという音楽仲間に恵まれた幸運を改めて感じ