Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

パーシー・フェイスの古賀メロディと服部メロディばかりを演奏したアルバムのことを思い出し、それも聴いてみ(た)。やはりパーシー・フェイスはこの手のサウンドの王様といった感じでアレンジも演奏も見事でついつい聴き惚れて。(ウェルナー・ミューラー)聴き易さではこちらの方が上かも。
古賀政男服部良一という日本の歌謡曲作曲家の両巨頭の作品を立て続けに聴くと、決して古い印象ではなく、ポップスとしても充分に鑑賞に堪えられる出来で感心。
古賀と服部では明らかに服部の方が洋楽に染まり易いかと思って(いたが)、パーシー・フェイスにかかると古賀メロディの方がいいセンスのように思えてきて不思議。「影を慕いて」や「誰か故郷を思わざる」といったド演歌調の曲が洗練されたオーケストレーションで演奏されると悪くない。勿論「蘇州夜曲」や「一杯のコーヒーから」「青い山脈」等の服部作品の名作のアレンジも悪くない、意外性という点で古賀メロディに軍配が上がるような気が。
このアルアムを推薦してくれた立原さんに改めてお礼。