Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

いやー、面白かった。
和久井さんのアナログ塾にピーター・バラカンさんがゲスト、60年代のイギリスのミュージック・シーンの話しやロンドン人からみたビートルズトム・ジョーンズミック・ジャガーなどの印象を語る話しがとても興味深かった。例えばイギリスの国民的シンガー、トム・ジョーンズのレコードを紹介する際、トムがウェールズ人、どのくらい歌がうまいのか、という問いに「歌の下手なウェールズ人は存在しない」と断言していたことに驚き。
ロンドンっ子からみたウェールズ人やリバプール出身のグループについて「今までアメリカの歌い方を真似ていたのに対し、ビートルズが出てきて以来、地方なまりで歌うことがかっこいいということになってイギリスの社会的な価値観がひっくり返ってしまった」という指摘にはみんな「ヘー!」の連発。特にビートルズの4人のしゃべり方、例えばジョージの話し方が独特で、「髪(ヘアー)のことはハーと言う」という指摘などやはりネイティブならではの観察眼。横で聞いていた森山さんがいちいち「ヘー!」と言ってのけぞっていたようにneachもピーターさんの話しに自然と引き込まれ、そうだったのかと目からウロコが落ちる話しの連続。他にもいろいろメモしておきたい指摘、ずっと聞いていたかったのですが、朝の番組があるからということで早々に切り上げてお帰りに。
その後、リリーフで出てきた浦沢さんの音源もびっくりするもの。最後にお客さんの音源を紹介するコーナーでもびっくりする音源が出てきてかける装置も一流のものなので更にお宝感が高まって。
アナログ誌持込みの高額音響装置を片付ける前にneachの音源も聴いてみたくなってチェット・アトキンスの「VINCENT」のレコードをかけてもらいました。流石にいい音響装置で聴くチェットは格別で一人悦に。
この日のピーターさんの話しは昨年末の大瀧さんの話しに匹敵する「ヘー!」の連発。