Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

一昨日のピーター・バラカンさんのトークに触発されて久し振りにヴァン・モリソン。70年代の名作と誉れの高い『ムーンダンス』を上のお店で購入、何度も何度も聴いて。これがサイコーの出来で何枚か持っているヴァン・モリソンの中でこのアルバムを聴き逃していたことを後悔。
1曲目の「ストーンド・ミー」から10曲目の「嬉しい便り」までソウルフルな歌唱と作曲センスが素晴らしいアルバム。アルバム・タイトル曲「ムーンダンス」もよかったし、次の有名曲「クレイジー・ラヴ」もその次の「キャラヴァン」も甲乙付けがたい佳作だと思い。
全体にザ・バンドサウンドと通じるテイストがあってアイルランド的なサウンドというよりはアメリカ、ウッドストックの匂い。
「クレイジー・ラヴ」をリタ・クーリッジがカヴァーしたヴァージョンは今でもよく聴いていた、そのオリジナルには無関心でしたがやっとこのアルバムを聴いてその歌の力のようなものを感じ取ることが。解説の小尾隆さんの文章を読むと8曲目の「ブラン・ニュー・デイ」はザ・バンドの「アイ・シャル・ビー・リリースト」からインスパアされたものということでますますウッドストックの雰囲気が色濃く出たアルバムだと思い。
当分、このアルバムを店でかけているかも,気に入ったアルバムがあると飽きるまで聴き倒すというのがneachの鑑賞法。