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店に出る前に遠い方の東急ストアに寄ろうと思いアーケードを歩いて、名物本屋と言われていたシグマ書房が店終いセールのような棚卸し。『偽・久坂葉子伝／富士正晴』を100円で買って。
いつもこの本屋に寄ると恐そうなおじさんがレジに、品揃えが変わっていて古本と新本がジャンル別に展示されていてたまに映画の本などを買って。その本屋も閉まっちゃうのかと思うとあの恐いおじさんも懐かしく。この武蔵小山商店街はいろいろ名物店があったのですが、時代とともに一つ一つ消えていくような気が。
ついこの間まであった隣り併せの人形焼き屋さんも片方が携帯ショップに変わってしまい、この奇妙な光景ももう見られないのかと思うと寂しい限り。
そんな思いで店に戻り夜の岸本さんのライブの支度、一緒に西岡恭蔵さんを聴きながら準備。この日の岸本さんはエレキを使わず、アコギをマイクで拾う小さな音でライブ。最初、リハではフィドルもラインで、本番では生音に近いマイクで拾う程度で演奏、これもいいなと。