Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

あぶさん

もう家にも置いておらず、読み返すことないですが、 いい漫画です。新潟の橋で雪を見るなど情景ゆたかでした。

店に出る前に遠い方の東急ストアに寄ろうと思いアーケードを歩いて、名物本屋と言われていたシグマ書房が店終いセールのような棚卸し。『偽・久坂葉子伝/富士正晴』を100円で買って。 いつもこの本屋に寄ると恐そうなおじさんがレジに、品揃えが変わってい…

思わぬ来客があって結構忙しい一日。のべつ違うお客さん、終始同じテンションでしゃべりまくり。中学校の仲間伊坂くんがやってきて大きなポスターを置いて。一つはかの横尾忠則さんが書いた伊坂くんの肖像イラスト。もう一枚は彼の切手のコラージュの作品で…

もう既に正月気分も去り、すっかり日常の業務に戻って。かすかに年始を感じるのは投函された年賀状を眺める時くらい。 今年になって初めて読んだ本は文庫『人生、成り行きー談志一代記ー』という立川談志のインタビュー本。聞き手は吉川潮。落語界のみならず…

ある方からメールをいただいてある映画の感想を求められたので、早速TSUTAYAへ行ってその作品を借りてきて鑑賞。『父、帰る』という2003年のロシア映画でかなり評判になった映画のよう、neachは寡聞にて観てお(らず)。3年振りに映画のコーナーに拙い感想文。…

先日やっと『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也著を読み終え。700ページを越える大著だったからではなく、なかなか通して読む時間がとれなかったので一週間もかかって。読後感を書き留め。先ず何と言っても伝説の柔道家で最強の格闘技家との…

一昨日の話題の続き。『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也著の中に出てくる木村政彦の師匠、牛島辰熊の紹介。 木村と同じ熊本出身で「鬼の牛島」と言われ怖れられた柔道家で木村を母校、拓殖大学にスカウトし、その後強い師弟関係を築くこと…

凄い本を読み出して。普通読書の感想文というものは読み終えてから書くのが常識、2段組みで700ページを越える分厚い本であることとタイトルが『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』という刺激的な内容であることとneachが一介のプロレス・ファンである…

昨日に続いて2冊目の本の紹介。 アルボムッレ・スマナサーラさんの『怒らないこと』という新書。内田くんの『日本辺境論』の隣りに平積みされていて評判の書のようで早速買い求め。 理不尽な行いには毅然とした態度で臨むことを信条としている身としては「怒…

本を岩沢さんに返し、その感想を述べ合い。 五木寛之の『サンカの民と被差別の世界』、読み出したら止まらずとても興味深い記述ばかり。瀬戸内海に住む海の民「家船(えぶね)」生活者と山の漂泊民「サンカ」の実態を沖浦和光という民族学者の実証的な調査を…

昨年、大変満足のできるカフェ営業ができたことが何より。今年はマイ・ペースで年寄りらしいわがままの多いカフェ店主と化すかも。 お年賀を買って大家さんに新年のご挨拶、新年になってからの後片付け。 ちょっと変わったお正月、全く無音の中で年賀状の返…

P-Vine BOOKSの稲葉さんから贈呈された本、『新宿駅最後の小さなお店 ベルグ』井野朋也著。 箴言に近い教訓や事例が至るところにちりばめられており、きっと勉強しなくてはならないことが多いように感じ。アゲインはちょっと違う路線の商売だなとも。薄利多…

内田樹くんが『私家版ユダヤ文化論』で小林秀雄賞を受賞。 早速、内田くんに電話して「おめでとう!」とお伝え。お祝いにアゲイン・カレーを30食お贈りしたいと告げ、一昨日宅急便で発送。小林秀雄賞がいかに重要な賞であるかは過去に選ばれた受賞者たち(橋…

昨日はいろんな人が来て久し振りに忙しいカフェ営業。 店をやっていると不思議な法則、ちょっと油断をして私事をこなそうと思っているとそれを見透かしたようにお客さんが. 最近再々読している本がこの阿佐田哲也の『麻雀放浪記』。何十年ぶりで読み返してみ…

先日の箱根湯本の温泉麻雀旅行の際、勧められた沢木耕太郎著『凍』。山野井泰史というクライマーとその妻、妙子の壮絶な登攀歴 息詰まる生還劇、共に手足の指を凍傷で失いながらも酸素ボンベを使用しないフリー・クライミングに果敢に挑戦していく姿が感動的…

平川克美くんの『株式会社という病』(NTT出版)。 面白い洞察に溢れたおよそ経営書とはかけ離れた思想本。 思想家、平川克美のものの考え方がよく表れた啓蒙書。 彼の会社にいた頃、毎年社長の新年のメッセージと称して社員に配っていたレジュメを思い出し…

一昨日の前田隣さんとの会見に触発されて再読。 色川武大の『なつかしい芸人たち』 今までに何度となく引っ張り出しては拾い読みし、芸人さんのことが気になってはその項目を探し、繰り返し読んできた本。今回も前田さんのお話しに出てきたエノケンさんやロ…

ある方から「バートン・クレーン作品集のことが載っていましたよ」と教えてもらった 『ポップ・カルチャー年鑑2007』。 川勝正幸+下井草秀=文化デリック編著という2006年の映像、音楽、出版に関するコメント集でその89ページにNeachの実名入りでバー…

「落語]

開店して間もなくの頃、いつも落語会でバッティングするざぶとん亭の馬場さんが。 寒空はだかさんのイベントの際、バートン・クレーンのCDのことを誉めてくれた。 馬場さんが『21世紀のあくび指南』立川志の輔、玄侑宗久という対談本を企画・発行。 ともに…

晶文社より『古川ロッパ昭和日記』の戦中篇と戦後篇(新装版)が刊行。 新装復刊とはいえ、今この時期にロッパさんの功績が世に広く紹介されるのは大変喜ばしいこと ロッパさんは日本を代表する喜劇人として評価されるべきお方なのに、意外とその評価は低く…

中日のモッカの関心事は今度新装復刊される名著『古川ロッパ昭和日記・全四巻』がいつ出るか。 神田神保町の新刊本割り引き屋さんに神々しく並べてあり、予約していることもそっちのけで購入。 元本は晶文社から1987年に刊行された豪華本で1册が12,600円 今…

オーディオ専門誌で別冊ステレオサウンド『Sound & Life』の最新号に「いまを潤す10枚、私の愛聴盤セレクション」というコーナー、そこに鈴木慶一さんが登場しバートン・クレーン作品集を。

吉川潮さんの著書『芸能鑑定帖』 先日初体験した前田隣さんに触れたコラム、大変好意的なコメント 一部芸人さんや落語家をぼろくそにけなすコメントもあって、熱い心情の持ち主ながらそのあまりに憎悪の激しさにたじろいで 。

ここ3ヶ月間、一度もやっていなかったこと。テレビを見ること。びっくりしたのは作家の小島信夫さんが先月26日にお亡くなりなっていたこと、 第三の新人と呼ばれる作家の中でも一際狷介で独自の文学感を持っている作家 『残光』のこともいつか感想を書こう…

『破門ーただ今、落語家修行中』(リム出版新社)松垣透。 立川流の2002年、志加吾、キウイ、談修といった前座さんに起った「破門」事件を淡々と細かく、レポート。 前座さんたちが神様と仰ぐ家元から落語家失格宣言ともいえる破門という現実を投げかけられ…

富士レコード社伊東社長からバートン・クレーンのCDの広告を神保町のタウン誌『本の街』に載せませんかというご提案 その『本の街』が一昨日発行されその裏表紙にカラーで広告。 この小冊子は無料で各古本屋さんや神保町の喫茶店等に. とのこと。

『ロッパの昭和日記』昭和9年から始まって戦前篇、戦中篇、戦後篇、補巻晩年篇の4巻(1巻が2段組で約1000ページ)にも及ぶ膨大な記録日誌、病気で亡くなる直前の昭和35年まで1日たりとも休まず書き続けた芸能人の魂の記録。 晩年になるにつけ愚痴や溜息…

バートン・クレーンの日本での足跡をたどる唯一の手がかりが古川ロッパ『昭和ロッパ日記』ロッパ日記に当ったところ、芋づる式にクレーンさんの記述が残っている箇所。 たとえば、昭和23年12月25日。 <今夜はクレーンとの放送なり、久しぶりでたのしみな放…

大宅壮一文庫で閲覧できたクレーンさん関連の記事。 「わが生い立ちの記」「新春対談/菊池寛と」「アメリカの婦人クラブ指導者の座談会」(クレーンさんの夫人、エスターさんが出席) 「ミスターABC」(小説。以下同様)「トミィ殿」「この地獄も愛すればこ…

昨日紹介した小林信彦『和菓子屋の息子』 高勢実乗が気になって、その筋のバイブル『なつかしい芸人たち』色川武大ももう一度読み直し。 岸井明、名寄岩、式守伊之助、春風亭柳朝、逗子とんぼ、トニー谷、水の江瀧子、ロッパさんなど我々後追いの昭和芸人マ…