Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

大変興味深いラジオ放送が昨日、終わりました。月曜から金曜まで5夜に亘って放送してきた『大瀧詠一アメリカン・ポップス伝』最終日はエルヴィスがテレビ・ショーに出演し以後どうやってスターダムにのし上がったのかというのがこの日のテーマ。
かかった曲を順を追って「Lawdy Miss Clawdy」「Blue Suede Shoes」「My Baby Left Me」「So Glad You're Mine」「Tutti Frutti」「I Want You, I Need You,I Love You,」「Hound Dog」「Long Tall Sally」「I Was The One」「Don't Be Cruel」「Anyway You Want Me」「Love Me Tender」。
最後の2曲、「Anyway You Want Me」と「Love Me Tender」を大瀧さんは絶賛。昨日紹介したSP盤の「Anyway You Want Me」は「Love Me Tender」のB面。奇しくもneachが初めてアメリカまで行ってシアトルの中古レコード屋さんで見つけたSP盤がこのカップリングだったというのも何かの縁。何だか嬉しくなって一人で蓄音機でこの2曲を聞き直して。また楽しい夜更かし,この5夜に亘る大瀧さんのアメリカン・ポップスの歴史をエルヴィス・プレスリーという大歌手にスポットを当てて辿るツアーはとても魅力的、且つ示唆的な内容で興奮。一番neachが凄いと思ったところはラジオ番組を5回に分けて放送するコンテンツをきっちり50分に収め、しかもエルヴィスという対象をいかんなく分析しているところ。
やる側に立ってみると実に難しい構成、物語としても聴きものとしても完結していることが傑出した放送。あー、大げさに言うと生きていてよかった、ありがたい放送を聞けてよかったと素直に喜んで。大瀧さん、ありがとうございました。