Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

三浦くん主催の『声とギターの夜』が行われる中、neachの関心は深夜放送の『大瀧詠一アメリカン・ポップス伝』第3夜。
この日のテーマはサン時代のエルヴィスがロックン・ローラーとして誕生する流れを例によってオリジナル・ヴァージョンと聴き比べながら辿っていくという「大瀧流アプローチ」で解説。最初の「That's Alright, Mama」あたりではまだその本領発揮というわけにはい(かず)、ビル・モンローの「Blue Moon of Kentucky」をカヴァーしていくあたりからロックン・ロールの始まりがあると指摘。ビル・モンローのスロー・テンポの曲をアップテンポにして歌った流れを北島三郎の「与作」に例えて比較しているのが面白かった。
大瀧さんという人は世界史と日本史を並列に捉え分かりやすく解説する手法をよくとるよう。更に声にフィードバック・エコーをかけた最初の歌が「Blue Moon of Kentucky」でこれがロックン・ロールの始まりだと解説。間にバラード曲「Blue Moon」「Tomorrow Night」の聴き比べをはさみ「I don't care if the sun don't shine」、「Just Because」等に表れている歌唱法の特徴を述べながら「Good Rockin' Tonight」にいく流れで第3夜は終わって。(写真はヒットしたワイノニー・ハリスの「Good Rockin' Tonight」のSP盤。)