Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

このところ次の日のイベントやライブの準備が綱渡り状態、なかなか落ち着いて物を考えることができ(ず)。一昨日も翌日の資料作りや仕込みで、遅い帰り。
昨日のSP講座の特集は待望の西條八十特集で個人的にはかなり入れ込んで臨んだにもかかわらず準備が未完成。吉川潮著『流行歌(はやりうた)西條八十物語』をおさらいしてからイベントに臨みたかった、その時間がとれ(ず)。今回の特集は1928年の「当世銀座節」から1942年の「高原の月」に至る戦前篇、しかも有名曲中心の選曲ということで何とか郡さんに付いていくことが。「東京行進曲」をかけた後に、YouTube昭和4年頃の銀座を中心とした東京の風景を紹介。当時の銀座線が走る箇所,大変珍しい映像ということで郡さんもびっくり。「サーカスの唄」や「十九の春」「花言葉の唄」「旅の夜風」「支那の夜」「誰か故郷を想わざる」「蘇州夜曲」と超有名なヒット曲が立て続けにかかり、西條八十の偉大さを改めて感じ。もしこの人が歌謡曲の作詞の世界に身を投じなかったなら日本の歌謡界は全く違った様相を呈していただろう、なんて想像。全て印象的な曲ばかり、なかでも珍しいヴァージョンとして奥田良三の歌唱が冴える「王様の馬」(作曲者不詳)という曲にしびれて。奥田良三にはもう1曲「お菓子と娘」という曲も,新鮮に。脱線や感想が長くなって語りたいことの多い特集。次回はこの西條八十のパート2として戦中篇を。