Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

Point Of No Return/ Gene McDaniels」
キャロル・キングの作品の中で何が一番好きか、という質問。ジーン・ピットニィの「Every Breath I Take」かスティーブ・ローレンスの「Go Away Little Girl」,今の時点ではジーン・マクダニエルズの「Point of No Return」が最有力作品。
この曲、聴けば聴くほどいい曲だなと思える箇所がいくつか。先ずリバティ・サウンドに共通した導入部のバックで段階的に上がっていく旋律は最近夢中になっているボビー・ラッセル節にも通じる黄金律。更にサビの部分、♪I'm at the point of no return And for me there'll be no turning back♪という箇所にA〜andと延ばす箇所がこの曲の一番インパクトのある箇所。更に更に途中でミュート・トランペットが歌に答えて奏でるメロディやBメロに移る♪Once I could have said "goodbye" but that was at the start ♪という箇所のメロディ・ライン等はナイアガラにも共通した幸せの匂いを感じるキャロル・キングならではの旋律。
専門家ではないので曲の構成、コードの使い方までは分か(らないが)、この曲のパターンは「Go Away Little Girl」にも使われているように思え、どちらが一番ということは愚問のように思えますが稀代のメロディ・メーカーであることは間違いない。歌詞の意味も正確には分か(らないが)邦題が「帰らざる夢」,切羽詰まった恋の状況を歌にしたものでは。