Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Cha Cha Charming / シリア・ポール」
先日の「Walk With Me」の流れで大瀧さんがプロデュースした1977年リリースのシリア・ポールのアルバムを久し振りに聴いて。CDを誰かに貸して見当たらないと思っていたところ、何だ去年大枚をはたいて買った『NIAGAR CD BOX』があったでは。
一番珍しい曲と言ったらやはりエリー・グリーニッジがエリー・ゲイという名前で歌手デビューした「Cha Cha Charming」。ライナーにも《全世界のオールディーズ・コレクターが、あっと驚くであろう所の曲》という解説が付いているだけあってこんな曲を取り上げるのは世界広しと言えども大瀧さんだけ。勿論このアルバムでこの曲を知った後、オリジナルを聴くことができたのですが、そのエリー・ゲイ・ヴァージョンがYouTubeに。
シリア・ポールのアルバムは今聴くと大瀧さんの趣味趣味ミュージック全開のアルバムでアルドン=スクリーン・ジェムズ系統のスタッフ・ライターからスペクター・サウンドまでを意識して作ったアルバムといったサウンド並びに選曲。特にスタンダードへのオマージュ(「The Very Thought Of You」「Whispering」)を感じさせるカヴァーやガール・グループ好き(「One Fine Day」「Oh Why」「Cha Cha Charming」)を証明するかのような選曲で改めて愛すべきアルバムだと思い。
「ゴーゴーナイアガラ」のシリア・ポール特集(1)(2)を聞き直したところ、シリア・ポールが大瀧さんとの出会いを語る部分で「食わず嫌い」を「食べず嫌い」と言って大瀧さんからダメを出されているところが面白かった。