Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Vegetable / The Beach Boys
ビーチ・ボーイズ・ウィークに突入して最大のイベント、イシイモモコさんと石井犬一さんの『The Beach Boys Party!! Vol.4』が賑やかに。お二人のユニットでどうビーチ・ボーイズを料理するのか大変興味深いライブ、結論から言うととてもいいライブで単なるカヴァーとも違う二人の個性が出た極上のライブ。1曲目の「Surfer Girl」から始まって「Sloop John B」「The Surfer Moon」とアコギ1本とコーラスでビーチ・ボーイズを再現。二人なのでコーラスに限界があると思っていた、そのハンデを見事にクリアして難しい曲をこなして。続く「KOKOMO」はウクレレとグロッケン、ピアニカで、カヴァーとしては初めて聴いた「Vegetable」はベースのみでうまく表現。その後「Papa-Oom-Mow Mow」「Your Summer Dream」で1部終了、2部は森さん、長門芳郎さん、そして遊びに来てくれた伊藤銀次さんの贅沢なトーク・ショーから始まり「Till I Die」「God Only Knows」「Caroline, No」を犬一さんのピアノでしっとり歌ってくれなんと最新アルバムからタイトル曲の「That's Why God made The Radio」を歌ってくれ感極まり。エレキに持ち替え「California Girls」「Sail On Sailor」「Help Me Rhonda」「Fun Fun Fun」と一気にフィナーレに。アンコールは「Good Vibration」「Surfin U.S.A.」、さらにダメを押すナンバー「駄目な僕」でお開き。感心したのはお兄さんのヴォーカル,モモコさんのヴォーカルがいいのは分かって、犬一さんの声も魅力的なもので。二人でビーチ・ボーイズという難しい選択にもかかわらず、少しもハンデを感じさせないコーラス、アレンジ、楽器の使い方等工夫のみられる兄妹ライブ。