Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Fun Fun Fun / The Beach Boys
行ってきましたよ、『ビーチ・ボーイズ結成50周年記念ジャパン・ツアー』の東京公演に。千葉の海浜幕張駅から徒歩で20分くらいのところにあるQVCマリンフィールドという野球場で行われたライブはneachのような老齢者にとっては過酷な野外ライブ。店のお客さんと連れ立って出かけ、早めに球場に着いたにもかかわらず先ずはグッズ売り場に長蛇の列,しばらく別の顔見知りの方と歓談してから仕方なく列の最後尾に。折からの炎天下、ジワジワ太陽光線を浴びながら待つこと30分以上。腕は運動部焼けとなりやっとゲット、もうその時点でライブ鑑賞の80%の体力を使って、会場入りして前座の星野源、AMERICAを聴いても差し込む日差しにやられてしまい、元気を装うことができ(ず)。やっと主役登場という段になって陽は沈み、海からの風に涼しさが感じられ臨戦体勢。サポート・メンバーのジェフリー・フォスケットに呼び込まれ5人のビーチ・ボーイズが姿を見せると会場は総立ちで早くも興奮のるつぼ。「Little Honda」に始まって「Catch A Wave」「Surfin' Safari」「Don't Back Down」「Don't Worry Baby」「Little Deuce Coupe」(この辺から曲目順番適当です)「Surfer Girl」「I Get Around」「Sail On, Sailor」「409」「Good Vibration」「Heroes and Villains」「California Girls」等々正に珠玉のビーチ・ボーイズ・ナンバーを立て続けに披露し、どこで息を付いていいのやらずっと魅せられっぱなしの演奏。勿論新作アルバムからタイトル曲である「That's Why God Made The Radio」や「Isn't It Time」もやってくれ、亡くなったデニスを偲んで「Forever」やカールのヴォーカルで有名な「God Only Knows」も紹介し申し分のない選曲。途中から夢見心地から醒めてステージを観察するとマイク・ラブ、アル・ジャーディンは元気なのにブライアン・ウィルソンとブルース・ジョンストンはあまり目立ったヴォーカルをとらず、その代わりにバックのジェフリー・フォスケットやサックス奏者が要所で活躍。都合2,30曲歌ってアンコールの「Kokomo」や「Fun, Fun, Fun」、AMERICAの出番の際に飛び入りゲストで登場したクリストファー・クロスが「Kokomo」のおいしいところにヴォーカルで参加していたのが印象的。始まる前や終わってからもいろいろ知り合いの方やミュージシャンの方々に会い、簡単な挨拶、店を閉めて行った甲斐のある一期一会極上ライブ。あー、生きていてよかった!