Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「You Turn Me Around / The Ballroom」
伊藤銀次の話し出したら止まらナイトの14回目、銀流フォークロック伝も昨夜で第12夜。今回は最後に小松久さんがリッケンバッカーの12弦ギターを弾いて一緒に歌うコーナー、小松さんがリハで。銀次さんもいつもより早く入ってきて早速お二人でリハとも12弦談義ともつかない時間のタイム。
本番ではフォークロック伝の前回のおさらい、アソシエーションのコーラス、サウンドの生みの親であるカート・ベッチャーについて解説、ゴールドブレイヤーズやミレニウムのアルバムの素晴らしさとともにそれらが売れなかったいきさつなどを説明。更にゲイリー・アッシャーを紹介,ミレニウムの前身バンド,ボールルームが最も注目すべきグループとしてミレニウムとの比較で紹介、サジタリアス・ヴァージョンも。その後、カートがブルース・ジョンストンと関わった件やエルトン・ジョンの『Blue Moves』の中に2曲バック・ヴォーカルで参加した事実等を挙げいかにカート・ベッチャーがブライアン・ウィルソンのような稀代のメロディ・メーカーだったかを解説。サウンドは今聴いても際立っているにもかかわらず、ヒットしなかった理由の一つにポール・サイモンのような言葉(歌詞)の魅力に欠けていたからではと推測。その後、ボーンズ・ハウとレッキング・クルーの話題やボー・ブラメルズの項目も用意、例によって時間切れとなりこの日最後の出し物である小松さんとの共演に。小松さんも12弦ギターの解説を丁寧に、一緒にバーズの「Turn, Turn, Turn」と元祖ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の乙女」を演奏。
オリジナル・メンバーによる「亜麻色」はまた格別で一緒に歌った銀次さんも心無しか緊張しているよう。次回は8月11日(日)。その前にもう一つ新企画、その件は決定次第お知らせ。