Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Mother and Child Reunion / Paul Simon
NHKテレビのハートネットTV平川克美くんが出演。あの本を書くように勧めた立場,こんなに評判になってよかったという思い。またうまい表現で親子関係の絆を描いていて万民が納得する介護体験が紹介。介護とは「生前供養」という言葉よりは「親子関係の交換」。子供のようになっていく親に対し、今度は子供だった自分が親身になってケアしていくことが介護ということだと思って。neachの場合、もっと両親にできることをやっておけばよかった、もっと一緒にいる時間を作ればよかったと思って。ひいては「親信仰」両親に対する感謝の念といかに両親によって育まれてきたかを感じる毎日と化す.如何に生きるかというより如何に死に至るかを今は考えて生きて。生きている間に思う存分やりたいことをやっておこう。そしてそれによって人に喜んでもらえればそれで達成感や充実した日常を送ることができる、と今は思って。介護をくぐって来た人は確かに今までとは違う視点で物事をみることができる,自分の生き方を見直すいいチャンス。是非この番組、あるいはあの本(『俺に似たひと』)を読んで自分なりの親子関係、介護という問題を考え直すきっかけにしていただけたら。
それにしても平川くんの紡ぎ出す言葉や表現が実に文学の域に昇華しているのには脱帽。早く作家一本槍の執筆で多くの文学作品を世に送ることを切に望む次第。