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「赤い唇／淡谷のり子」
先日、久し振りに瀬川昌久さんからお電話。お元気そうなお声で今度「戦前モダン・ミュージック集〜瀬川昌久秘蔵コレクション〜 Vol.2」というCDを復刻,バートン・クレーンの音源を2曲入れたのだが、よろしいでしょうか、というお尋ね。neachのことを気を遣ってくれわざわざご報告、「全く問題ありません。こちらこそよろしくお願いします」と恐縮。バートン音源とは別に興味深い音源が2曲収録。1曲は「ナガサキ」と題された楽曲で歌とタップ・ダンスを中川三郎が担当。作者はハリー・ウォーレンでジャンゴ・ラインハルトをはじめミルス・ブラザーズ等多くのアーティストにカヴァーされている名曲なのですが日本語ヴァージョンは初めて。和田肇と杉原泰蔵によるピアノ連弾と中川三郎のタップ・ダンスが大変魅力的。もう1曲はテイチク・ジャズ・オーケストラが演奏する「赤い唇」という古賀政男ナンバー,古川ロッパの何かの曲に似ていることを直感して早速「傑作集」で調べて。かよて三吉さんがいらしていたので一緒に探っていたところ、同じ古賀ナンバーの「リンゴは赤い」に一部旋律が似ていることが分かり。しばらく両曲を何度も聴き比べて。