Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「「秋深き」「競馬」/原作・織田作之助の短編」
昨日は遅くまで寝てから店に出て、トッ散らかっていたお仕置き部屋やCDの整理、野地さんが今度出演するサイマルラジオ川崎の件で店に。6月にライブをやることになったいちだーすのおんがくたいのお二人。
店の看板を下げ、身支度して隣町珈琲まで。旧友、阿部くんの第4回目の「路地裏の文学史」という講義、今回は特に無頼派と呼ばれた坂口安吾太宰治石川淳織田作之助といった昔、一緒に文学談義をした小説家にスポットを当てたもの。彼が最初に語ってくれたこと、我々1950年生まれの者。全く戦争を知らない世代という位置づけではなく、親の体験等を直接聞ける立場から問題意識を共有できる世代。無頼派と呼ばれた作家たちに共通した立ち位置は「自己本位」という独自性を貫いたことではないか、という指摘にも同感。大変意義のあるいいイベント。