Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「港が見える丘/平野愛子」
第2回目となる藤田小八さんの「昭和残響伝」。今回のテーマは敗戦国日本の焦土に流れた歌はなぜ「丘」を目指したのか?という視点でいろいろなエピソード、写真、音源を紹介しながら熱く語って。藤田さんは1942年生まれの73才の大先輩。更に「平凡パンチ」や「ダ・カーポ」等の編集や雑誌取材に携わった経験豊かな事情通、こういう方の話しをアーカイブすることが最近のアゲインの主な仕事。
今回も李香蘭の出生、淡谷のり子の反骨精神、並木路子の背負った過去、渡辺はま子の戦犯解放の功績等を藤田さんの言葉で解説、「りんごの唄」や「みかんの花咲く丘」「港が見える丘」「あの丘越えて」「モンテンルパの夜は更けて」等の音源をかけながらじっくり語って。大変啓蒙的なトーク・イベントでお客さんも真剣に聞いてくれ成果。惜しむらくはテーマとなった「丘」にまつわる考察をもっと聞きたかったと、次回はラジオをテーマにいろいろ調べて。若い世代の方々、時間が許せば10月15日(土)、11月23日(祝)に藤田さんの体験談を聴きに来て。何か感じるところがあると。