Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

どうしても体験したかったこととはミュージカル映画の特集に参加すること。3時から「村田のアーカイブ」,映画鑑賞を優先して雨の中、出かけて。結論から言うと大正解で貴重な映画と興味深いトークを聴けてラッキー。渋谷シネマヴェーラで「日本初のミュージカル映画」とされている『音楽喜劇ほろよひ人生』で徳川夢声藤原釜足、関時男、それに我等が古川ロッパの出演するめったに観れない作品。特にロッパさんが女優さんと掛け合いで歌うシーンや大辻司郎が出てくるシーン等興味深いミュージカル作品。その後、瀬川昌久さんと矢野誠一さんのトークショーがあり大川平八郎や横尾泥海男(でかお)といった往年の映画俳優の解説。特にお二人が挙って評価していたのが森岩雄という東宝のプロデューサーで、この人、バートン・クレーンの日本語詞をほとんど担当した人で擦り込まれていたのでこの映画にも企画構成で深く拘わっていた人だと知ってより身近に感じ。映画/トーク・ショーが終ってから再度入場券を買って『集まれ、野郎ども!』という目下一番関心のあるバスビー・バークレーが監督で音楽をハリー・ウォーレンが担当しているという映画を観て。(丁度会場tonyさん、鈴木さんに『集まれ、・・』はtonyさんと一緒に観て。)「チャカヌガ・チューチュー」で有名なカルメンミランダが出演し御大ベニー・グッドマンがバンド演奏+歌まで披露してくれ大変興味深かった。肝心のバークレー・ショットも見事でしたが1930年代の万華鏡ショットから少しCGを使用した現代風のコレオグラフは意外。記憶に留めておきたい貴重なシーンが多々あったのですが、『集まれ、・・・』の方では一昨日からの寝不足で眠気が襲ってくるのを必死で堪えて。『ほろよひ人生』は7月1日に再演されるのでまた行ってしまおうかとも思って。