Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「ハリキリボーイ/古川ロッパ」

ある方との歓談がきっかけで古川ロッパの日記の思い出話しを。古川ロッパという喜劇人の残した業績の一つに「記録魔」という一面をあの膨大は「昭和日記」から読みとることご。実はneachがバートン・クレーンというあまり顧みられなかった外国人が戦前、日本に新聞記者として赴任していた頃に多くの日本語カヴァー・ソングを唄っていてそのことを公に伝える目的で『バートン・クレーン作品集』というCDを自主制作したことが現在、カフェ営業を生業にしている動機、その後、バートンさんとロッパさんが雑誌「主婦の友」で対談をしていたという記事を見つけたことがその後に今度は『古川ロッパ傑作集』というCDを編纂するきっかけになった。
『昭和日記』は瀧大作さんという元NHKの演出家の方が監修されて出版した労作あまりの大部なボリュームと高価のため出版当時は閲覧もままならず、地元の大田図書館で借り出しては返すことを繰り返して知る事ができた書籍。
2007年になって漸く晶文社から新装版、全四巻で復刻されたので入手し読むことができた代物。あまりの大部なボリュームのため拾い読、ある時偶々開いたページに次のような表記『バートン・クレーン作品集』の次に『古川ロッパ傑作集』を出すきっかけに。
昭和二十二年四月十八日。<九時半すぎ、一人ででる。品川駅へ十時半、品川高台のバートンクレーン氏の家。今日はバートンクレーンと僕・カムカム平川と三人で主婦之友の座談会なのである。・・>
この日付を頼りにその2、3ヶ月後の『主婦之友』の雑誌を八幡山の「大宅壮一文庫」へ行って出してもらい、その記事を見つけてその後の『古川ロッパ傑作集』に収録して載せた。写真は『古川ロッパ傑作集』の解説をお願いした中野正昭さん達が企画した「古川ロッパとレヴュー時代」というイベントの小冊子から引用させていただいたその座談会のスリーショット。