平川くんの『株式会社の世界史』の読後感続編、内容がハードなせいか、なかなか思うように読みすす(まず)。やっと第2章「東インド会社の設立」から第3章「複式簿記の発明」第4章「国富論』とアメリカ合衆国の誕生』までで一息ついて。
興味深かったのは「複式簿記の発明」今日の貸借対照表の原型の発明の説明が目からウロコ。更に南海泡沫事件のことや戦争による法外な需要が経済を回していくといった知らざる仕組などが解説、経済、会社の成り立ちが少し分かって勉強に。多分、立教大学で行っている授業が骨子に、そういった学生や社会人を相手に教壇に立っていた彼を知らなかったのでもう一つの平川先生の側面を垣間みた思い。もう少し勉強する意味でおさらいをしてみようと
「メイキング オブ『移行期的混乱』/平川克美」
先日、平川克美くんの隣町珈琲へ表敬訪問をした際、『株式会社の世界史』という大部の著書をいただいて、一番身近な著者だけに時間のある時にじっくり読んでみようと思い重い腰をあげて取りかかることに。
扱われている表題のテーマ『株式会社』に関してこれまで一度も考察を巡り合わせたことがなく、正直なんか堅い専門的なテーマで敬遠したかった、よく考えてみると現在、自分が経営している小さなカフェも一応「株式会社ニーチタイム」という商号で運営、その株主に平川くんと内田くんになってもらっている、真面目にその形態を考えてみるのにいい機会なのかもしれない、と思って厚い本を紐解いて。
第一章のタイトルが「ヴェニスの商人の時代」。「ヴェニスの商人」というシェークスピアの戯曲でよく知られている物語、早速TUSTAYAへ行って2004年に公開された同名の映画を借りて来て鑑賞。監督マイケル・ラドフォード、主演はアル・パチーノ、随所に発見。主演のアル・パチーノ演じる悪役キャラのシャイロックの演技が圧巻。ツッコミ所の多い映画、一応戯曲の内容を思い起こす確認の意味で借りてきた映画。ヴェニスという都市の特徴を平川くん言うところの「海に浮かんだ何も生み出さない不毛の地でそこに自由都市が生まれた」という定義が印象的。
ちょっと野暮用があってこの続きは明日に。
「ありきたり慕情/上野茂都」
前回、前々回と恒例の余一会を飛ばして、昨日、変則で開催した上野茂都さんの余一会、お客さんもそこそこ入らしてくれあの上野さんのぼやき節等が聞けて楽しかった
「ハリキリボーイ/古川ロッパ」
ある方との歓談がきっかけで古川ロッパの日記の思い出話しを。古川ロッパという喜劇人の残した業績の一つに「記録魔」という一面をあの膨大は「昭和日記」から読みとることご。実はneachがバートン・クレーンというあまり顧みられなかった外国人が戦前、日本に新聞記者として赴任していた頃に多くの日本語カヴァー・ソングを唄っていてそのことを公に伝える目的で『バートン・クレーン作品集』というCDを自主制作したことが現在、カフェ営業を生業にしている動機、その後、バートンさんとロッパさんが雑誌「主婦の友」で対談をしていたという記事を見つけたことがその後に今度は『古川ロッパ傑作集』というCDを編纂するきっかけになった。
『昭和日記』は瀧大作さんという元NHKの演出家の方が監修されて出版した労作あまりの大部なボリュームと高価のため出版当時は閲覧もままならず、地元の大田図書館で借り出しては返すことを繰り返して知る事ができた書籍。
2007年になって漸く晶文社から新装版、全四巻で復刻されたので入手し読むことができた代物。あまりの大部なボリュームのため拾い読、ある時偶々開いたページに次のような表記『バートン・クレーン作品集』の次に『古川ロッパ傑作集』を出すきっかけに。
昭和二十二年四月十八日。<九時半すぎ、一人ででる。品川駅へ十時半、品川高台のバートンクレーン氏の家。今日はバートンクレーンと僕・カムカム平川と三人で主婦之友の座談会なのである。・・>
この日付を頼りにその2、3ヶ月後の『主婦之友』の雑誌を八幡山の「大宅壮一文庫」へ行って出してもらい、その記事を見つけてその後の『古川ロッパ傑作集』に収録して載せた。写真は『古川ロッパ傑作集』の解説をお願いした中野正昭さん達が企画した「古川ロッパとレヴュー時代」というイベントの小冊子から引用させていただいたその座談会のスリーショット。
「The Way You Look Tonight /Steve Tyrell」
毎月のイベントに復帰したカナマリーナ2号(金丸さん)のヴォーカル・レッスン、昨日は生徒さん、お二人ともとても聴きやすくなってきたので先生が途中で褒めるほど。
ご常連の松川さんがやってきて長いトーク・タイム
「おもい/大滝詠一」
いやー、参った!一昨日、お電話をいただいた方のロッパさんのDVDを探すついでに少し散らかっている資料コーナーを整理しようと、つい昔の忘れていたDVDや資料に目が行ってしまい、なかなか作業が捗(らず)。
うっかりその机の上の飲み物を派手にこぼしてしまいニッチモサッチモいかなくなって。時間をかけて何とか現状復帰、肝心の探し物も出てこず、かなり自己嫌悪。
その後は探し物の中から出てきた駒沢裕城さんのモーツアルト演奏をBGMでかけて気分を落ち着かせた、しばらく立ち直れないで。
それでも駒沢さんのペダル・スティール演奏を聞いていたら気分も落ち着いてきて、このCDを常駐CDにして店のBGMにしようと、
駒沢さんのYouTubeが検索できず仕方ないので大瀧さんの「思い」のバックでペダル・スティールを弾いているヴァージョンを