Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「メイキング オブ『移行期的混乱』/平川克美」

先日、平川克美くんの隣町珈琲へ表敬訪問をした際、『株式会社の世界史』という大部の著書をいただいて、一番身近な著者だけに時間のある時にじっくり読んでみようと思い重い腰をあげて取りかかることに。

扱われている表題のテーマ『株式会社』に関してこれまで一度も考察を巡り合わせたことがなく、正直なんか堅い専門的なテーマで敬遠したかった、よく考えてみると現在、自分が経営している小さなカフェも一応「株式会社ニーチタイム」という商号で運営、その株主に平川くんと内田くんになってもらっている、真面目にその形態を考えてみるのにいい機会なのかもしれない、と思って厚い本を紐解いて。

第一章のタイトルが「ヴェニスの商人の時代」。「ヴェニスの商人」というシェークスピアの戯曲でよく知られている物語、早速TUSTAYAへ行って2004年に公開された同名の映画を借りて来て鑑賞。監督マイケル・ラドフォード、主演はアル・パチーノ、随所に発見。主演のアル・パチーノ演じる悪役キャラのシャイロックの演技が圧巻。ツッコミ所の多い映画、一応戯曲の内容を思い起こす確認の意味で借りてきた映画。ヴェニスという都市の特徴を平川くん言うところの「海に浮かんだ何も生み出さない不毛の地でそこに自由都市が生まれた」という定義が印象的。

ちょっと野暮用があってこの続きは明日に。