Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

今度一緒に仕事をすることになった岡田崇さん(細野晴臣関連、60年代のアメリカのアニメ「チップマンクス」のCD監修や戦前の日本のジャズのリイシュー・シリーズのアートディレクター)から聞いていたレイモンド・スコットのアルバムを渋谷に行ったついでに買い求め。タワー・レコードの5階にコーナー、1枚だけ選んで。(その横にはバートン・クレーンのCDもまだ数枚)
一昨日あたりからこの変なタイトルのアルバム『Reckless Nights and Turkish Twilights』を。最初はとっつきが悪かった.何度も聴いている内にとても不思議な魅力に取り付かれるように。「1930年代からジャズ・バンドを結成し、カートゥーン(アニメ)・ミュージックの作曲家で様々な電子楽器の開発者でもあり、テルミンを改良した鍵盤楽器、クラヴィヴォックス等を製作。1994年には既に亡くなっているアメリカの音楽家」。岡田さんはそのレイスコの専門家で何と彼の膨大な音源を研究する目的でアメリカの図書館まで行って聴きまくったという好事家。
クラシックから引用した曲やクラリネット、ミュート・トランペットが奏でる不思議なリズムに支えられたジャズ・ソングという感じ、大変興味深い音源。ブックレットに写っている写真も電子楽器の研究室のような自宅で装置を操っているレイモンド・スコットがいて、ただならぬ音楽家であることを物語って。