Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

二葉あき子という歌手をご存知でしょうか?1915年生まれ,今年95歳になる大ベテラン歌手、音楽学校を出て声楽を本格的に勉強し、癖のない美声で戦前・戦後の音楽界を牽引した歌手。すでに引退して久しい、88歳まで歌い続けた長命の歌手で波瀾万丈の人生を歩んできた方。
「古き花園」「フランチェスカの鐘」「恋のアマリリス」「水色のワルツ」等数多くのヒット曲を飛ばした足跡を郡さんの解説で辿ったSP講座。
いざオープンしてみると平日の割には多くの参加者。初参加の方もチラチラ見かけられ、いつもと違った雰囲気。郡さんの選曲で教育レコードから「海・朧月夜」「荒城の月」といった唱歌も紹介し、二葉あき子の代表的な歌謡曲をほとんど聴くことが。作詞家、作曲家が戦前・戦後を代表する作家であり、二葉さんの果たした役割の重要度に改めて気づかされた思い。例えば作曲家では万城目正古賀政男服部良一古関裕而、仁木他喜雄、高木東六といった大御所が顔を並べており、作詞家もサトウハチロー西條八十藤浦洸村雨まさを(服部さんの変名)といった方々が名を連ねており名曲揃いということが納得。Neachの好きな曲はクラシック畑の作曲家、高木東六さんが作曲し、大好きな藤浦洸さんが作詞を担当した「水色のワルツ」でその高木さんがピアノ伴奏し、二葉さんが歌う映像も紹介。こういう歌手を知る機会を自分の店で持てて本当にラッキー。来月はNeachのリクエストによりハイカツこと灰田勝彦特集。